国際情報

バイデン夫人「ヴォーグ」表紙登場にトランプ一家の恨み爆発

いまや刑事訴追を恐れる身になったトランプ夫妻(AFP=時事)

いまや刑事訴追を恐れる身になったトランプ夫妻(AFP=時事)

「ヴォーグ」といえば、129年の歴史を誇る米ファッション雑誌の雄。かつて「ニューヨーク・タイムズ」は、「贅沢、セレブリティ、スタイルの三位一体を崇拝するすべての女性のバイブル」と評した。都市近郊に住む大卒インテリの主婦層やキャリアウーマンにとっては今も必読の書だ。

 その「ヴォーグ」の表紙に選ばれることは、美しきインテリ女性であると認められることであり、セレブ女性たちの「成功の証」になる。ジョー・バイデン大統領の愛妻、ドクター・ジル(教育学博士)が8月号の表紙を飾った。

 濃紺の地に花柄の、オスカー・デ・ラ・レンタのワンピースを身にまとい、ホワイトハウスのバルコニーで手すりにもたれて微笑むジルさん。6月に70歳を迎えたとは思えぬはつらつとした知的な美人で、「アメリカ史上、最も脚のきれいなファーストレディ」(ホワイトハウス詰め米人女性記者)と称えられるスタイル抜群の古希だ。

ヴォーグ8月号

ヴォーグ8月号

 ジルさんは、副大統領夫人だった「セカンドレディ」の頃から表舞台に出ることを避け、裏方に徹して夫を支えてきた。若き上院議員だったバイデン氏が交通事故で妻と子供を失い、失意のどん底にあった時、後妻となってバイデン家を支え、残された幼い男の子2人を育て上げた美談はつとに有名だ。女性の地位向上には教育だとの信念で始めた短期大学での講義は大統領夫人になった今も続けている。

 ヴォーグのインタビューでは、「冷静沈着な夫だからカッカカッカしていたアメリカの温度を下げることができたんです」とバイデン氏を持ち上げている。夫が大統領になり、一緒にいる時間は減ったが、今でもキャンドルを灯してスマホを切って夕食を供にするという。

 ところが、このカバーガール選定にトランプ前大統領の次男エリック氏の妻、ララ・トランプさん(38)が噛みついた。フォックス・ビジネス・ニュースに出演した際、インタビュアーが「ヴォーグ」のジルさん起用について尋ねたことには直接答えず、義父の3番目の妻、メラニアさん(51)を絶賛した。

夫の訴追を恐れる立場のララ・トランプさん(AFP=時事)

夫の訴追を恐れる立場のララ・トランプさん(AFP=時事)

「この雑誌は何人ものファーストレディをカバーガールにしてきたけど、本当のモデル経験者は皆無。史上最も美しいファーストレディはメラニアだったのに、“あの女”がトランプ嫌いだったから使わなかったのよ。メラニアはファッションセンスでもジャクリーン・ケネディ並みよ。彼女を使わなかったせいで、あの雑誌はどれだけ読者を減らしたことか」

 オンナの憎悪と嫉妬を隠そうともしない辛辣な言葉は、メラニアさんの気持ちを代弁したものだったのか。確かに「ヴォーグ」の編集長を33年間務め続け、「プラダを着た悪魔」のモデルと言われる英国出身のアナ・ウィンターさん(71)は大のトランプ嫌い。2020年3月号では、創刊以来初めて大統領選挙で明確な意思表示をしてバイデン氏を支持した。

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン