国内

コロナワクチン「2回目接種後に発熱」例多数 専門家はどう見る?

接種後に発熱する事例は少なくない

接種後に発熱する事例は少なくない(写真/Getty Images)

「高熱で動けない。こんなんじゃ、コロナにかかった方がまだラクなのでは……」。コロナワクチンの2回目接種が進むにつれ、接種後で高確率で発熱することが明らかになった。予防措置で苦しむなんて、本末転倒ではないか。そのワクチン、本当に大丈夫なのだろうか──。

《ワクチン2回目 昨夜は高熱。頭かち割れるぐらい痛い。本当インフルみたいに辛い こんなのあり? ワクチンで辛いなんて? 変な時代になったもんだ》

 タレントのRIKACO(55才)がインスタグラムで嘆いたのと同じことが、いま日本中で起きているという。新型コロナのワクチン接種についてである。多くの人が打てば打つほど、その副反応の“激しさ”に違和感を訴える声も大きくなっているのだ。

 7月21日、厚労省の専門部会で、7月16日までの5か月間で、ワクチン接種後に死亡が報告された事例が751人に達したことが公表された。前回の報告から、1週間で200人の増加だった。

 死者の増加とともにクローズアップされたのが接種後の「発熱」である。モデルナ製ワクチンを2回接種した自衛隊員約1000人のうち、4人に3人にあたる75%以上が、翌日に37.5℃以上の熱を出した。そのうち6割は38℃を超える高熱で、4割以上が接種3日後まで病休、または仕事にならない状況だったという。

 発熱に苦しめられたのは屈強な自衛隊員ばかりではない。

「私も接種後の高熱にひどく苦しみました」と語るのは、都内在住の近藤明子さん(仮名・48才)。今年6月、職域接種でモデルナ製のワクチンを接種した近藤さんは、翌日に発熱して動くことのできない倦怠感に襲われた。

「仕事中に突然悪寒がして、体がブルブルと震えて39℃の高熱が出ました。頭が割れるように痛くて深く呼吸することができず、意識はもうろうとしていきました。生まれて初めて“死”を意識しました。救急搬送されたのですが、2日間は熱が下がりませんでした」(近藤さん)

 熱が下がっていったん退院するも、翌日にはまた発熱。体の震えもぶり返して、再入院せざるを得なくなった。

「その後も38~39℃の発熱と体の震え、激しい頭痛などの症状が続きました。ひどいときは目を開けられず、声を出すことも困難でした。薬剤治療を受けながら2週間以上も重い症状が続き、そこからゆっくりと回復に向かったものの、接種から2か月も微熱が続きました」(近藤さん)

関連キーワード

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン