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2021.08.15 07:00  女性セブン

1億総スクープカメラマン 衝撃映像番組のネタ元は一般人の動画だらけ

長時間、スマホのライトは

テレビにも視聴者提供の動画が使われることも(写真/Getty Images)

 ここ10年ほどで完全に「1人1台」のアイテムとなったスマホ。電車に乗れば、乗客全員がスマホを眺めているような状況にも珍しくない。そして、動画投稿サイトはもちろん、配信アプリやSNS、テレビのニュースに至るまで、いまやスマホを持っていれば動画を目にせずに終わる日はないだろう。そもそも、スマホ動画はいつからこんなにも私たちの生活に浸透したのだろうか。ITジャーナリストの三上洋さんは現在に至るまで、3つの分岐点があったと言う。

「当初はメールのチェックや調べものなど限られたときにしか接続ができなかったインターネットが2000年代に入るとADSLが普及して常時接続できるようになり、市民権を得始めました。しかしこのとき、ホームページやコンテンツのメインはテキストだった。

 続いて2010年代に光回線が登場してデータ容量が増えるとともに、スマホが普及して個人のネット利用が爆発的に増加しました。容量が増えた結果、写真や画像のやり取りも可能になり、少しずつ動画も増えてきた。

 そして3つめとして2020年から今年にかけて、データ使い放題プランや格安プランでスマホの通信料を気にしなくてよくなり、容量を食ってしまうからと敬遠していた人たちも、動画を楽しむようになった。コロナ禍におけるコンテンツの充実とあいまって、通信料の値下げがスマホ動画が普及する際の突破口になったのです」

 速く、安く、多くの動画を手元のスマホで見られるようになると、旧来のメディア界に革命的な変化が生じた。

「10年前に当たり前だったことはいま、すべてひっくり返ってしまっています」

 そう語るのは、メディア文化評論家の碓井広義さんだ。

「以前はテレビがメディアの王様で、それにラジオや新聞が続きましたが、いまや王の座はスマホを含めたWebやインターネットに完全に奪われました。実際、2019年にはネットの広告費が初めてテレビを逆転しました。以来、テレビは右肩下がりの凋落が続いています」(碓井さん)

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