来る9月16日に都内でお別れの会が催される予定だという。そこはさながら“弔問外交”の場となるだろう。
なにせ河村氏の地元・山口3区には、参議院議員で将来の総理総裁候補と目される林芳正氏が鞍替え立候補を表明したからだ。総裁選を巡る政局が混迷を極めるなか、それぞれが所属する二階派、岸田派の「代理戦争」の様相を呈してきた。
角福戦争はじめ数々の政争を目の当たりにしてきた中内さんは、“後輩たち”の党内政局を天国からどう見るのだろうか。
●相澤冬樹(ジャーナリスト)
※週刊ポスト2021年9月17・24日号