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2021.09.10 16:00  週刊ポスト

救急車で8時間たらい回し 伝説の性怪人がコロナで九死に一生の告白

性怪人・クンニクマン氏

性怪人・クンニクマン氏

「医療崩壊の現場をまざまざと見せつけられた」。そう話すのは、アダルト業界で知る人ぞ知る怪人、クンニクマン氏である。最強の舐め師を自任する彼が体に異変を感じたのは、7月23日のことだった。

「自身が主催するイベントを翌日に控えるなか、どうも体が火照るな、と。ワクチンを1回打っていたので大丈夫だろうとイベントには参加しましたが、翌25日に39℃の熱が出て、PCR検査で陽性。幸い軽症だったので自宅療養となりました」

 しかし、7月31日午後3時過ぎに容態が急変。血中酸素飽和度が80%台まで下がり、妻が慌てて119番通報した。

「救急隊がきて、病院探しが始まりましたが、いくら保健所に電話しても空き病床がない。4時間以上探していて、その間、僕はもう意識が朦朧とするばかり。救急隊のパルスオキシメーターは非常値だとアラームが鳴るんですが、ピーピー鳴りっぱなしでした」

 顔は土気色になり、妻は死を覚悟したという。

「午後9時にやっと板橋の病院で受け入れが決まったんですが、道中でやっぱり無理だと拒否された。そこから救急車を路駐させてまた病院探しです。隊員はその間電話しっぱなし。1時間後に多摩市の病院で受け入れが決まって、病院に到着したのは夜11時過ぎでした」

 搬送まで8時間、計27病院に断わられた末に辿り着いたこの病院で、九死に一生を得た。

「ICUに1週間入って、8月8日には一般病棟に移りました。それで12日に退院。あと数時間病院が見つからなかったら、危なかったと医者に言われました」

 入院生活で体力が落ち、ペットボトルのフタも開けられなくなった。

「声もあまり出ない。表情筋も衰えちゃって、ちゃんと復活できるか心配です」

 これが東京の現実だ。

※週刊ポスト2021年9月17・24日号

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