「盗品として押収した約100枚の女性用下着を被害者へ返す前にコインランドリーで洗濯していたら、下着泥棒と間違われ、パトカーを呼ばれたことがありました(笑)。
窃盗事件の被疑者宅を覆面パトカーで張り込み中、足を組み替える際につま先をサイレンのボタンにひっかけ、深夜の住宅街にサイレン音を鳴り響かせて犯人に逃げられたという大失態もあります」
その後、秋山氏は持ち前の情熱を原動力に、次々と事件を解決するエース刑事に成長した。
【プロフィール】
秋山博康(あきやま・ひろやす)/1960年7月、徳島県生まれ。1979年、徳島県警察採用。交番勤務、機動隊を経て刑事畑を歩む。県警本部長賞、警視総監賞ほか受賞多数。退職後は犯罪コメンテーターとして活動。YouTube「リーゼント刑事・秋山博康チャンネル」が好評。
※週刊ポスト2021年9月17・24日号