米メディアが報じたCDC(米疾病対策センター)の内部資料には、デルタ株は「(空気感染する)水疱瘡と同じくらい感染しやすい」と記されている。また日本でも「デルタ株の患者から検出されたウイルス量は従来型の4~64倍」という報告が出され、感染力の強さを裏付けた。
「デルタ株の登場によって、8割近くの接種比率が必要だと言われるようになりました。しかも、感染力の強いデルタ株やミュー株には、mRNAワクチンの効果が下がることがわかってきた。既製ワクチンの2回接種では、重症化は防げても感染を防ぐことは困難。もし、これらのワクチンで集団免疫を獲得しようと思えば、3回目以降のブースター接種を視野に入れる必要があるでしょう」(同前)
※週刊ポスト2021年10月1日号