誰しも、思わぬ病気やけがで働けないとき、そうした制度に頼ることは当然の権利だ。ただし、傷病手当金を受給するには、“いままでやっていた仕事ができなくなった”という最低限の条件がある。ところが佳代さんは受給中、別の場所で働いていたという。
「2018年夏、知人が経営する軽井沢のレストランで、住み込みで働いていたと報じられました。シーズンの夏が終わると自宅に戻り、また2019年夏には戻ってきて働き始めたとか。バックヤードとホール、両方をこなしていたと聞いています」(前出・皇室記者)
社会保険労務士の光嶋卓也さんの解説。
「傷病手当金は、働くことができず給料が得られない人のためにある制度です。受給しながら別の職場で働くというのは、本来の趣旨に反します。もし本当に休職前とほぼ同じ業務内容でほかで働いていたのならば、不正受給と判断される可能性もあります。
不正受給した場合、まずは返済の義務が生じます。また、健康保険組合側にしてみると、給付金を“騙し取られた”ことになる。故意だと立証できれば、当然、詐欺罪で刑事告訴できるので、刑事事件になることもあります」
夢の海外セレブライフがもう目の前に
東京都洋菓子健康保険組合はどう対応するつもりなのか。ある理事は「個人情報にかかわることなのでお答えできない」と話す。また、ほかのある理事は、冒頭の通り、「もし問題があるのならば、会議が開かれたときに議題に上がると思います」と語った。
「このまま問題が調査もされず放置されれば、“皇室と近しい関係者になれば疑惑もうやむやにできる”と間違った認識を世間に持たれることになる。まずは、小室家によって事実関係が明らかにされるべきです。そうでないのであれば、将来の天皇家として、秋篠宮家は小室家に説明を求めるべきではないでしょうか。そのうえで疑惑が残るならば、司直の手に委ねられるべきでしょう」(宮内庁関係者)
嫁ぎ先が刑事事件に巻き込まれる──それは眞子さまを震撼させることになるだろうが、将来の皇室を考えたときには、必要なことではないだろうか。ご結婚は目前に迫っている。残された時間は少ない。
「佳代さんはいま頃、眞子さま、小室さんとのニューヨーク生活に思いを馳せているのでは」(前出・皇室記者)