菅政権で官房副長官を務めた自民党横浜市連会長の坂井学氏は、総裁選後のツイッターで「私が支援し、党員票も多くいただいた河野太郎候補は残念ながら及びませんでしたが、今後も自民党を、そして日本を前に進めていくため、政府与党の一員として共に頑張ってまいります」と無念さをにじませた。
対照的に甘利氏は総裁選後の報告会で「本当にうれしい。日本が、世界が待っているリーダーになってほしい」と喜色満面。麻生派ながら甘利氏について岸田氏の推薦人に名を連ねた川崎エリア選出の山際大志郎氏は、〈会場で甘利氏から労をねぎらわれ〉〈県内議員の多くが河野氏支持に回る中での活動だったが、「自分なりの信念で動き、こうした結果になって良かった」と話した〉(神奈川新聞デジタル版9月29日付)という。
総裁選後にパワーバランスが変わるのは、永田町だけではないということだ。