芸能

熊田曜子のグラビアへのこだわり「私に服を着せないで!」と叫んだ日

「とにかくカッコよくキレイに、セクシーに見せたい」

「とにかくカッコよくキレイに、セクシーに見せたい」

 2001年にデビューし、これまで写真集を38冊、DVDを64枚リリースしてきた熊田曜子。売れるに従って肌の露出を減らすグラビアアイドルも多いなか、彼女は常にグラビアで勝負してきた。熊田が改めて「グラビア」と「グラビアアイドル」について語る。(全4回の第2回)

 * * *
 グラビアは不安な気持ちを抱えていると表情に出てしまいます。他の子のグラビアでも、楽しそうだとこちらの心も弾むけど、「この子、無理しているんだな」と伝わってくると、見ているほうが悲しくなっちゃう。

 私自身は、自分が楽しめない写真を世に出すより自分が納得できることを頑張ろうと心に決めているので、打ち合わせの時に「下乳はダメです。谷間とくびれとお尻は大丈夫です!」と先に宣言していました。せっかく水着を着るんだから、とにかくカッコよくキレイに、セクシーに見せたいんですよね。

 過去には事務所から、グラビアの露出を抑える方向の話が出ました。マネージャーから「熊田も少しずつ服を着ていこう」と言われたけど、「私は三角ビキニをずっと着たいから、服を着せないで!」と抵抗したら、意外にもあっさりと「あ、そう」と納得してもらえた。おかげ様で今までやってこれました(笑)。

 グラビアの醍醐味は1枚の写真を見て、「この子はどんな子なんだろう。一体何を喋るんだろう」と読者が想像できることです。私は見てくれる人を想像して、週刊誌ならお父さん世代だからと艶っぽい感じにしたり、少年誌なら男の子がみんなで読めるような明るい感じにしたり。撮影ごとに全然違う自分になれるのは毎回すごく楽しいです。

 当時からのグラドル仲間だと、磯山さやかちゃんや夏川純ちゃんは今でも仲が良いですね。世間の人は、グラドル同士は犬猿の仲だと思うかもしれないけど、そんなことは全然ありません。女性を武器に仕事をしているけど、中身は男性っぽくてサバサバしている人の方が多いですね。靴の中にこっそり画鋲を入れるような嫌がらせはまったくありませんでしたよ(笑)。

 グラドルは男性関係が派手なイメージがあるかもしれないけど、私はモテなかったです。ある俳優さんから連絡先が書いてある紙をこそっと渡された経験はあるけど、私が誘われた話を行く先々で暴露していたら、すっかりお誘いがなくなりました(笑)。

(第3回に続く)

【プロフィール】
熊田曜子(くまだ・ようこ)/1982年5月13日生まれ、岐阜県出身。身長164cm。2001年のデビュー後、数々の雑誌で表紙を飾り、トップグラビアアイドルに。現在3児の母。近年、YouTube「熊田曜子~40歳で自分史上最強になる~」で様々な動画を配信している。

撮影/舞山秀一

※週刊ポスト2021年10月8日号

関連記事

トピックス

地面師グループに約55億円を騙し取られる詐欺事件がモデルだ(Netflix公式より)
Netflixドラマ『地面師たち』を観た元地面師が語った、実際の詐欺の現場とドラマでは何が違うのか
NEWSポストセブン
羽生結弦(時事通信フォト)の元妻・末延麻裕子さん(Facebookより)
【“なかった”ことに】羽生結弦の元妻「消された出会いのきっかけ」に込めた覚悟
NEWSポストセブン
シャトレーゼのケーキを提供している疑惑のカフェ(シャトレーゼHPより)
【無許可でケーキを提供か】疑惑の京都人気観光地のカフェ、中国人系オーナーが運営か シャトレーゼ側は「弊社のブランドを著しく傷つける」とコメント 内偵調査経て「弊社の製品で間違いない」
NEWSポストセブン
“女性初の総理”は生まれるか(左・時事通信フォト、右・共同通信社)
【女性初の総理は生まれるか】長野智子氏、辻元清美議員、伊藤孝恵議員らが語る「今こそ女性リーダーが必要な理由」
女性セブン
「東大生が選んだアイドル」として話題になった武田久美子(1982年撮影)
東大在学時にアイドルイベントを主催した和田秀樹氏 当時中学生だった武田久美子を発掘「東大生の情熱が学園祭隆盛の先鞭をつけました」
週刊ポスト
神田正輝の卒業までに中丸の復帰は間に合うのか(右・Instagramより)
《神田正輝『旅サラダ』残り2週間》謹慎中のKAT-TUN中丸雄一、番組復帰の予定なしで「卒業回出演ピンチ」レギュラー降板の危機も
NEWSポストセブン
8月30日、パワハラ疑惑などの事実関係の調査を進める百条委員会による初の証人尋問に出席した斎藤元彦兵庫県知事(46)。疑惑については認めない姿勢を固めている(時事通信フォト)
驚愕の粘り腰を発揮する斎藤知事を見ていて得られた4つの気づき
NEWSポストセブン
小泉進次郎元環境相と妻の滝川クリステルさん(時事通信フォト)
滝川クリステルの旧習にとらわれない姿勢 選挙区の横須賀では「一度も顔を見せないのはどうか」の声、小泉進次郎氏は「それぞれの人間性を大事にしていきたい」
女性セブン
稽古は2部制。午前中は器具を使って敏捷性などを鍛える瞬発系トレーニングを行なう。将来的には専任コーチをつけたいという
元関脇・嘉風の中村親方、角界の慣習にとらわれない部屋運営と指導法 笑い声が飛び交う稽古は週休2日制「親方の威厳で縛らず、信頼で縛りたい」
週刊ポスト
小泉進次郎氏・滝川クリステル夫妻の出産祝いが永田町で話題
小泉進次郎夫妻のベテラン議員への“出産祝い”が永田町で話題 中身は「長男が着ていたとみられるベビー服や使用感のあるよだれかけ」、フランス流のエコな発想か
女性セブン
柏木由紀と交際中のすがちゃん最高No. 1
《柏木由紀の熱愛相手》「小学生から父親のナンパアシスト」すがちゃん最高No.1“チャラ男の壮絶すぎる半生”
NEWSポストセブン
今年8月で分裂抗争10年目を迎える。写真は六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
「宅配業者を装って射殺」六代目山口組弘道会が池田組に銃口を向けた背景 「ラーメン組長」射殺事件の復讐か
NEWSポストセブン