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緊急事態宣言解除で注目の国内旅行割引キャンペーン、お得な地域住民限定も

(写真/PIXTA)

自粛期間が明けて観光は再び盛り上がるか(写真/PIXTA)

 新型コロナウイルスの新規感染者が急減したことに伴い、東京や大阪など19の都道府県に出されている緊急事態宣言と熊本県など8つの県に適用されているまん延防止等重点措置が期限の9月30日をもってすべて解除された。

 にわかに盛り上がりを見せるのは観光関係者だ。長かった自粛期間が明けることをきっかけに、冷え切った観光を盛り上げようと積極的に動いている自治体が多い。
 
 たとえばビーチリゾートとして知られる沖縄・宮古島。

 宮古島市は、10月1日から宮古空港と下地島空港に専用カウンターを設置して、ワクチン接種済証もしくはPCR検査や抗原検査の陰性証明書などを提示した観光客に、市内約250の店舗で使える500円のクーポン券と、特産品の当たる抽選券を配布する。各種証明書は、スマホなどの写真でも認められる。

「今後はそうした独自の取り組みが加速するでしょう」

 そう指摘するのは、ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんだ。

「新型コロナで大打撃を受けた観光や旅行、飲食や宿泊などは、緊急事態宣言の解除を契機に業績回復のためのさまざまな集客策を打ち出すはずです。

 とはいえ無条件的にキャンペーンを行うと、感染の再拡大を招くとの批判が出る恐れがあるので、宮古島市のようにワクチン接種や検査の陰性証明などを条件として、多種多様なキャンペーンや割引、クーポンなどが登場すると考えられます」(丸山さん)

 ようやく自粛が終わったこれから、行きたいところにお得に行ける方法を紹介しよう。

地域住民限定で最大65%もお得に

 まず注目したいのは地域ごとのキャンペーン。

 宮古島に負けるなとばかりに沖縄・石垣島が打ち出すのは「あんしん島旅プレミアム」。

 72時間以内のPCRまたは抗原検査の陰性証明、もしくはワクチン接種証明を提示すると、島内の宿泊、飲食、土産物、レジャーなどで割引などの特典・サービスが受けられる。

 電動三輪バイクのレンタルプランの1000円引き(女性は1500円引き)や、焼肉店で石垣牛が「4人前くらいまで」無料サービスになるといった南国ならではのアバウトで魅力的なプランが豊富で、特典を探すだけで楽しくなるはずだ。

 山梨県の富士河口湖町観光連盟はワクチン接種者に、宿泊や飲食だけでなく、ロープウエーやエコツアー、フルーツ狩りなどの施設でも10%引きとなるキャンペーンを実施している。

 変わりどころでは、ワクチン接種者を対象に、東京・浅草の観光人力車『時代屋』は30分以上のコースを10%オフにする。

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