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2021.10.03 11:00  女性セブン

慢性疲労、乾燥肌、肩こり、腰痛…リンパの停滞はあらゆる不調の原因に

(GettyImages)

リンパの停滞はポッコリお腹の原因にも(GettyImages)

 疲れやすいのは年のせい、肩こりがひどいのは家事のせい、そして太りやすくなったのはテレワークや食欲の秋のせい……いや、年齢を重ねるほど増える体の悩みは、すべてあなたの「筋肉」が、カギを握っている。セルフケアダイエットトレーナーで『1分でサイズダウン! 下腹しぼりダイエット トイレに行くたびやせる!』の著者・蜷川ちひろさんは、40代以降の不調は、女性ホルモンの減少に深い関係があると話す。

「女性ホルモンは30代後半から減少し、それに伴って筋肉量が低下し、太りやすくなります。筋肉は血液を全身にめぐらせて心臓に押し戻すポンプのような役割を果たしているため、筋肉量が落ちると血流も低下します。すると、本来血液が体のすみずみまで届けるはずの酸素や栄養が不足し、冷えや体のこり、内臓機能の低下を招きます」

 体が冷えて機能が低下すると、体は内臓を温めようと、脂肪をたくわえはじめる。これが、40代以降の女性がやせにくくなる原因の1つだ。

リンパが滞って内臓が“ブラック企業”に

 筋肉量の低下は、リンパ液の停滞も引き起こす。リンパ液とは、毛細血管から漏れ出る水分のことで、1日あたり約20リットルものリンパ液が全身をめぐっている。この流れが高速道路の渋滞のようににぶくなるのだ。『不調が消えてやせる うるおう体のつくりかた』の著者で楽ゆる整体の永井峻さんは、リンパ液には3つの重要な役割があると話す。

「リンパ液は、血液と同様に全身に栄養を分配しながら老廃物を回収するほか、筋肉の潤滑油としての働きも担っています。リンパ液が筋肉の動きを助け、筋肉が動いてポンプの役割を果たすことでリンパ液が流れるため、一度筋肉量が低下すると、血流だけでなくリンパの流れも悪くなり、結果的に筋肉量の低下にもつながりかねません」

 リンパ管は血管よりも細く、血液が届かないほどの末端にまでめぐっている。そのため、リンパの停滞は全身のあらゆる不調の原因になる。

「老廃物が回収できず、栄養が行きわたっていない状態は、ゴミだらけのオフィスで、食事も摂れずに働き続けるようなもの。筋肉や内臓が“ブラック企業”のような状態になって代謝が落ち、太りやすくなるばかりか、慢性疲労やドライアイ、乾燥肌、肩こり、腰痛まで、あらゆる不調を引き起こします。肩こりは、本来血液やリンパ液が回収して排泄されるはずの老廃物が筋肉に停滞して、腫れている状態なのです」(永井さん・以下同)

 特に、デスクワークなどで座りっぱなしの時間が多い現代人は、脚のつけ根が圧迫されることが多いため、そけい部のリンパが滞りやすい。

「そけい部のリンパ節は、いわば“体の汚水処理場”。全身のリンパ液の通り道で、回収された老廃物はここを通って、ろ過・排泄されます。

 ところが、そけい部のリンパが停滞すると、処理されなかった“体の汚水”がそのまま下腹でとどまり、下腹部の筋肉や内臓の中を流れる『深部リンパ』まで停滞します。すると、付近の胃腸や子宮などが冷えて機能低下を起こし、ポッコリお腹や便秘、生理痛の悪化などが起こります」

※女性セブン2021年10月14日号

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