●対応のポイント
・同じことを何度も聞かれたときは、説明の言い回しを変えると、記憶として定着することがある。
・本人の「覚えていたい」という気持ちを尊重し、初めて伝えるように、ゆっくりと丁寧に説明する。
・忘れてしまうことに不安を抱かないように、「私が覚えておくから大丈夫よ」と言って安心させる。
●症状回復のステップ
安堵→安心→安着→安穏
まず、生活の中でホッとする「安堵」の時間をなるべく多くつくってあげると「安心」し、それが定着して「安着」になり、やがて「安穏」という、穏やかな状態になる。
※週刊ポスト2021年11月12日号