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市原隼人主演『おいしい給食』、コメディでありながら「郷愁のドラマ」であるワケ

市原隼人

『おいしい給食 Season2』に主演する市原隼人

 市原隼人主演のドラマ『おいしい給食 Season2』(TOKTO MX、テレビ神奈川他)。給食マニアの教師と生徒による、給食をテーマにしたコメディ作品だ。前作や劇場版をチェックしているコラムニストのペリー荻野さんがこのドラマの見どころを解説する。

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 Season2に入って、ますます驚くことが増えたドラマ『おいしい給食』。舞台は1986年。主人公の甘利田幸男(市原隼人)は、中学校教師。いつもスーツで難しい顔をし、生徒の人気は極端に低い。

 実は彼は。「給食のために学校に来ていると言っても過言ではないだが、そんなことは生徒たちに悟られてはならない」と固く誓っている無類の給食マニアなのである。しかし、マニア魂は隠しきれず、職員室で献立表をなめるように見つめて、同僚の先生に不審がられたり、給食室をのぞき込んで、棚のすきまに頭をはさんだりと挙動不審に。しかも、担任するクラスに甘利田に負けない給食好きの生徒・神野ゴウ(佐藤大志)が転校してきて、大変なことに。神野は毎回、奇想天外なアレンジで見事な食べっぷりをみせるのだ。

 ドラマのスタートは2019年。劇場版も公開されている人気作だが、見ていない方は「給食のアレンジって?」と想像がつかないかもしれない。というか、毎回見ていても「そこまでする」と思う給食愛とアイデアが炸裂するのである。

 たとえば、先日の「ナウでヤングなアメリカン」の回は、ジャンバラヤ、アメリカンドッグ、コーンスープ、コーヒーゼリーにいつもの牛乳とパンという献立。甘利田は、このメニューを「ザ・アメリカめし」と見込み、ジャンバラヤに入った赤いウインナーと究極のジャンクフードというアメリカンドッグに感動しつつ、「私は海を越えた」と先割れスプーンを光らせ、アメリカの労働者になりきって、ワオーン!!とがつがつ食べまくる。

 一方、神野はおもむろにマイ箸を取り出し、アメリカンドッグの皮をコーンスープのクルトンに、中のソーセージをジャンバラヤに割入れ、二色ソーセージを堪能。そしてあろうことか、「マイシェイカー」を取り出し、コーヒーゼリーと牛乳とシェイクして、ストローでチューチュー…って、おいおい。

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