「日本を離れたAさんは心機一転、現地で子どもたちを養うためにいろんなビジネスをしていました。加圧スペシャリスト、トレーナー、顔だちや表情から、その人の性格などを“視る” 観相学士、ブレインアナリスト協会公認プロ、ファスティングカウンセラー……。本当に頑張っていたと思います。しかし、移住早々に詐欺被害に遭ってしまい、貯金の多くを失ってしまった。
それでも基本的には家族3人で幸せに暮らしていたのですが、さらなる試練がありました。2021年春ごろから、Aさんは左胸に痛みを感じるようになっていたようです」
子どもをより良い環境で育てようと、これだけの仕事、資格の取得などに奔走していたから、体にも負担がかかっていたのかもしれない。
「結果、Aさんは自身のインスタグラムアカウントで今年の夏ごろに手術を受け、胸の腫瘍を切除したことを報告していました。経過は良好で、今は元気に過ごしていますよ」(同前)
笑大郎が若くしてデビューした背景には、そんな自分を育てるのに苦労した母への恩返しの意味があるのだろう。そして、事件を起こしながらも反省し、変わらぬ愛を注いでくれた父への思い──。
母は前述のインスタグラムで「まだまだ息子には、これから先の未来、様々な経験が待っていると思いますが、どうぞ皆様、温かく見守っていただけましたらありがたい思いです」と愛息への思いを綴り、笑大郎はグループの公式サイトでお気に入りのエンターテイナーとして「tatsuya yamaguchi(my dad!)」と、父の名前を挙げている。
離れて暮らしながらも、支え合う家族。父を彷彿させるルックスを持ち、母からの多大なる愛情を受けて育った息子は、同じ“グループアイドル”として、父を超えられる存在になるか。