芸能

「今年の顔」有村架純 「純粋さもズルさも強さも弱さも」演じる力

映画、ドラマと八面六臂の活躍を見せた1年だった(時事通信フォト)

映画、ドラマと八面六臂の活躍を見せた1年だった(時事通信フォト)

 11月上旬、日経トレンディが発表した「今年の顔」に女優・有村架純(28)が選出された。2021年は菅田将暉とW主演した映画『花束みたいな恋をした』をはじめ多数のヒット作・話題作に出演。11月20日からは主演ドラマ『前科者 −新米保護司・阿川佳代−』(WOWOW)もスタートする彼女は、2021年を通じてどのような成長を遂げたのだろうか。

 今年の有村架純の活躍ぶりを振り返ると、映画・ドラマともにヒット作が多く、高い演技力も評価されたことがうかがえる。年明けに公開された主演映画『花束みたいな恋をした』は、興行収入38億円を突破する予想外のロングヒットを記録。人気映画シリーズのフィナーレを飾る『るろうに剣心 最終章 The Beginning』にも出演しており、こちらは2部作合計の興行収入が65億円を超えている。

 他にも『太陽の子』や『バイプレイヤーズ 〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜』といった映画に出演し、その活躍から第13回TAMA映画賞では最優秀女優賞を獲得。また春に放送され反響を呼んだドラマ『コントが始まる』(日本テレビ系)では、第108回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演女優賞も受賞している。

 そうした存在感が後押ししてか、今年の夏には日経エンタテインメント!の「タレントパワーランキング」で総合9位にランクイン、初のトップ10入りを果たしていた。「女優部門」で見ると、昨年の6位から上昇、石原さとみや深田恭子を抜いて4位の座を獲得している。

 以前から実力派として知られ、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年)でブレイクして以降、毎年欠かさず映画やドラマで賞を受賞してきた有村架純。

関連キーワード

関連記事

トピックス

伊藤沙莉は商店街でも顔を知られた人物だったという(写真/AFP=時事)
【芸歴20年で掴んだ朝ドラ主演】伊藤沙莉、不遇のバイト時代に都内商店街で見せていた“苦悩の表情”と、そこで覚えた“大人の味”
週刊ポスト
総理といえど有力な対立候補が立てば大きく票を減らしそうな状況(時事通信フォト)
【闇パーティー疑惑に説明ゼロ】岸田文雄・首相、選挙地盤は強固でも“有力対立候補が立てば大きく票を減らしそう”な状況
週刊ポスト
新アルバム発売の倖田來未 “進化した歌声”と“脱がないセクシー”で魅せる新しい自分
新アルバム発売の倖田來未 “進化した歌声”と“脱がないセクシー”で魅せる新しい自分
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏による名物座談会
【江本孟紀×中畑清×達川光男 順位予想やり直し座談会】「サトテル、変わってないぞ!」「筒香は巨人に欲しかった」言いたい放題の120分
週刊ポスト
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
伊藤
【『虎に翼』が好発進】伊藤沙莉“父が蒸発して一家離散”からの逆転 演技レッスン未経験での“初めての現場”で遺憾なく才能を発揮
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン