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バター・砂糖を使わない人が急増 代表品はオリーブオイル、果物など

(写真/GettyImages)

バターと砂糖をきっぱりやめる人が増えている(写真/GettyImages)

 必要不可欠とされてきた「砂糖」と「バター」が、昨今、世界的に「使わなくてもいい」という考えへ改められつつある。桃井かおり(70才)は「家にバターも砂糖もない」と言い、木村拓哉(49才)はテレビ番組で自宅に白砂糖がないことを告白。木村の妻の工藤静香(51才)は、バターを使わない手作りタルトをSNSに投稿した。

 こういった芸能人のように、バターと砂糖をきっぱりやめても栄養面に支障はないのだろうか。管理栄養士の安中千絵さんが説明する。

「油脂や糖は栄養素として摂取する必要がありますが、油脂は肉や魚、卵、植物油にも入っている。糖も、ご飯や果物、野菜などに含まれている。基本的な食事をしていれば、わざわざバターと砂糖でそれらの栄養を補填する必要はありません」

 バターの代わりに植物油を使う場合、その種類に注意が必要だ。安中さんが続ける。

「バターの代用としてコーン油や紅花油を代用するのはNG。これらの植物油はオメガ6系といって、現代人は摂りすぎの傾向にあり、肥満や生活習慣病の原因になります。『バターよりマーガリンの方がヘルシー』と思っている人もいますが、マーガリンもオメガ6系の油です」

 代用品としておすすめなのはオリーブオイル。ちくさ病院副院長で総合内科医の近藤千種さんもバター代わりにオリーブオイルを使うという。

「オリーブオイルに含まれるオレイン酸という脂肪酸は、血中の悪玉コレステロール値を下げる効果があります。抗酸化作用が高いポリフェノール類も豊富で、アンチエイジング効果も期待できる。私自身、パンにバターを塗ることはほとんどなく、オリーブオイルを使うことが多いです」

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