金利が上がると月額5万円近く返済額が増えることも
しかし、変動金利型には借入後に市中の金利が上がると、適用金利も上がって、返済額が増えるリスクがある。
仮に、5年後に金利が0.5%上がっていると、以下にあるように、返済額は20万円台から22万円近くに増え、1.0%のアップでは23万円台半ばになり、1.5%の上昇だと25万円台になる。
【変動金利型で6年目からの金利が上がった場合】
(設定条件:35年元利均等返済・ボーナス返済なし、世帯年収1000万円)
(1)当初5年間
金利/0.375%、毎月返済額/20万3279円、返済負担率24.4%
(2)6年目から金利が0.5%アップした場合
金利/0.875%、毎月返済額/21万8636円、返済負担率26.2%
(3)6年目から金利が1.0%アップした場合
金利/1.375%、毎月返済額/23万4708円、返済負担額28.2%
(4)当初金利から1.5%アップした場合
金利/1.875%、毎月返済額/25万1487円、返済負担率30.2%
年収1000万円のパワーカップルなら、1.5%の金利上昇でも年収に占める年間の返済額の割合を示す返済負担率は30.2%にとどまっているが、一度膨らんでしまった家計支出を減らすことは簡単ではない。まして、先に触れたようにどちらかの収入が減ったり、無くなったりすると、たちどころにアウトだろう。