●静岡『のっぽパン』バンデロール 160円
長さ34cmのパンにミルククリームをサンド。「静岡県出身の私にとって、キリンの絵と『のっぽ』の名前を見ると地元に帰ってきたな〜と実感します。製造を中止したとき、県民の熱い要望で復活したほど人気のパンです」(甲斐さん)。
●滋賀『サラダパン』つるやパン 木之本本店 160円
1951年創業から絶大な人気を誇る総菜コッペパン。「中にはさまったたくあんはまるで和製ピクルス。はじめて食べたとき、たくあんとマヨネーズがこんなにも合うんだと驚きと感動がありました」(甲斐さん)。
●大阪『サンミー』神戸屋 122円
デニッシュ生地にカスタードクリームを包み、さらにケーキ生地を重ねてチョコレートをトッピングした昔ながらの懐かしの味。名前の由来はケーキ・チョコ・クリームの3つの味(三味=サンミ)が楽しめることから。
【プロフィール】
甲斐みのりさん/文筆家。パンやお菓子、手土産など暮らしの魅力を再発見することをライフワークにしている。著書に『地元パン手帖』(グラフィック社)など。
撮影/黒石あみ
※女性セブン2021年12月16日号