芸能

山田孝之、城田優、新田真剣佑も踊らされた「BTSに会わせる」”詐欺師”の正体

山田孝之

X氏は山田孝之ら芸能人人脈が豊富だったという

「自社ブランドがBTSとコラボするから、アメリカまでついてきてくれたら本人に会わせてあげるよ」。男性がそう囁くと、女性は大好きなBTSとの距離をグッと縮められる興奮を抑えつつ、警戒したような声で「そんなこと、できるはずないじゃない」と突き返す。すると、その反応を期待していたかのように、男性は自身の関連会社が実際にBTSのグッズを販売している“証拠”を女性に示す。すっかり信用した女性は嬉々として、面会にかかる費用に加え、飛行機代とホテル代を振り込むも、これはすべて虚偽の話。気づいたときにはもう遅く、支払った金が戻ってくることはない──。

 昨今、「BTSに会える詐欺」が増えている。手口は多く存在するが、いま最も注目されている“詐欺師”の男性を仮にX氏としておこう。

「X氏は、アパレル関係の会社社長です。被害に遭った人たちが口を揃えて言うのは『芸能人人脈が豊富だから信じてしまった』ということでした」(芸能関係者)

 その芸能人とは誰なのか。広告代理店関係者が説明する。

「山田孝之さん(38才)を筆頭に、綾野剛さん(39才)、佐藤健さん(32才)、新田真剣佑さん(25才)、ONE OK ROCKのボーカル・Takaさん(33才)、城田優さん(35才)など、第一線で活躍している人たちばかりです。5年前、韓流スターが城田さんの誕生日パーティーの写真をSNSで公開したときには、いま挙げたメンツにただ1人、一般人が混じっていたため“この人は誰?”と話題になっていました」

 それがX氏だ。コロナ禍でも彼は話題の中心にいた。

「2020年5月、緊急事態宣言下の沖縄で、山田さん一家や真剣佑さんらがバカンスを楽しんでいたことが『文春オンライン』で報じられましたが、このときにアテンドしていたのがX氏です。

 2021年9月には、人気ロックバンド・RADWIMPSのギタリスト桑原彰さん(36才/活動休止中)の不倫を『文春オンライン』が報じましたが、桑原さんはX氏の会社の取締役に名を連ねており、彼に不倫相手の女性を紹介したのも、このX氏です」(前出・芸能関係者)

 X氏が芸能人と親しいことは事実のようだが、それを裏付ける写真や記事がネット上にあふれていることがX氏に箔をつけてしまい、“詐欺被害”を拡大させているという。親交の深い芸能人は、知らないうちに“客寄せパンダ”として踊らされていたのだろう。

「むしろ芸能人たちも被害者ですよ。最終的にはX氏に食い物にされていますから」

 そう語るのはX氏の知人だ。自分と写った写真が安心材料に“利用”され、さらには自分自身も被害に遭うという悲惨な事態に陥っているという。X氏の知人が続ける。

「彼はとにかく羽振りがいいんですよ。自分は酒をまったく飲めないけれど、食事や酒を御馳走する。ハワイに別荘があると話すこともありましたね。特に山田孝之さんと仲がよく、山田さんを慕う多くの後輩たちが自然にX氏に一目置くようになっていきました。X氏は40代後半ですが誰とでも距離感が近く、皆も彼にはタメ口。飲み会にはきれいな一般人女性を何人も呼んで、芸能人の隣に座らせていました」

5年前の城田の誕生祝い。モザイクの男性がX氏だ(イ・ホンギ公式Instagramより)

5年前の城田の誕生祝い。モザイクの男性がX氏だ(イ・ホンギ公式Instagramより)

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン