動画の総再生回数が9000万回を超え、ポルノハバーのなかでもカリスマ的人気を誇る「えむゆみカップル」のドM氏(23)とあゆみ氏(21)はいう。
「すぐにお金にならなくてもいいと思っていたけど、週1ペースで動画をアップすると再生数が一本あたり50万回を超え、翌月には40万~50万円の稼ぎになり、その後も100万円単位で収入が増えました。ファンサイトを開設するとさらに金額がアップし、平均月収が1000万円ほど、最高月収は2500万円になりました。
稼いだお金はカナダの電子口座にドルで振り込まれ、あゆみちゃんと折半します。とはいえ僕は物欲がなく、服は基本的にユニクロ、よくてライトオン(笑)。家賃5万円の1DKの家にふたりで住んでます」(ドM氏)
そこまでいかずとも、一般の素人女性が参入して月30万円ほど稼ぐケースはザラにあるという。
「個人の特定を防ぐために、配信者の大半はマスクを着用して撮影。配信者のなかには、顔を映さず配信する人もいる」(同前)
強まる一方の影響力にプレステージなどの大手アダルトメーカーも注目し、続々とPornhubに参戦している。なぜ“商売敵”だったはずのサイトに歩み寄ったのか。アダルトメーカー・マックスエーの広報担当者の話。
「『マックスジェー』という公式チャンネルを作り、長尺の動画をアップしています。公式チャンネルがあれば違法動画を積極的に削除してもらえることと、海外市場進出の足がかりにできることが大きな魅力です」
今後もさらなる市場拡大が予想されると、尾谷氏は語る。
「これまでも動画投稿サイトでセックス動画を生配信する人はいましたが、全世界に配信するPornhubは収益の規模が違う。副業感覚の新規参入者は今後も増え続けるでしょう」