芸能

近藤真彦のラジオ番組、活動休止を乗り越え続く背景にスタッフとの絆

近藤真彦

長年、ラジオのパーソナリティーを続ける近藤真彦

 歌手やレーサーとしても活躍する近藤真彦(57才)だが、デビュー前から継続している仕事の1つがラジオのパーソナリティーだ。長く続けられる背景について、放送作家でコラムニストの山田美保子さんが解説する。

 * * *
 昨春、ジャニーズ事務所を退所した「マッチ」こと近藤真彦が、カーレースに軸足を置いていた期間であっても続けてきたのが文化放送でオンエアしていたラジオ番組だ。

 レコードデビュー前の1980年10月にスタートした番組タイトルは、『POP’N POP 夜の放課後~マッチとデート』。以来、『マッチとデート』、『日曜日はマッチとデート』、『近藤真彦ベストクルージングミュージック』、『近藤真彦 出逢いから物語へ』、『ベストマッチ!近藤真彦のサンデーMOTORADIO』、『近藤真彦くるまっち』、『近藤真彦くるくるマッチ箱』と続き、約10ヶ月の休止を経て2021年9月には『近藤真彦 RADIO GARAGE』が始まっている。

 マッチがレースに没頭しだしてからは、クルマ関連のタイトルになっていたのがわかろう。そして、スポンサーに関連のメーカーが付いていたものである。

 ここまでマッチのラジオ番組が続いた背景には、根強く彼を応援し続けている女性ファンの存在がもちろん大きいのだが、他にも文化放送内にマッチと同年代の男性スタッフが数多くいて、彼らもまたマッチの大ファンだからと言えると思う。

 私も長年、文化放送でレギュラーがあり、マッチの番組収録と同じ曜日に同局に行く機会も多かった。大御所ゆえ、その際の事務所スタッフの数もなかなかだったが、それ以上に局入りや出、収録前後にマッチを取り巻いていたのが、文化放送の男性スタッフたち。いつまでも若々しく、多数の趣味をもち、自分を貫き、遊び方もよく知っているマッチは女性にもモテるだろうが、男性にもモテる。私はいつもそう思っていた。

 だからこそ、マッチが“謹慎”という名の活動休止をした際にも「文化放送のスタッフは待っているハズ」「ラジオ番組は、終わりはしないハズ」とあらゆる機会で言い続けてきた。

 実際、同局の定例社長会見でも、そのことは度々話題にされていて、当初は「現時点では未定」だったが、いつマッチが復帰してもいいように、アシスタントの女性を“代理”に、受け皿をキープしてきたのである。

 果たして、2021年9月~『近藤真彦 RADIO GARAGE』がスタート。タイトルは“ガレージ付きの家”をイメージしていて、クルマはもちろん、ゴルフバッグや釣り道具、キャンプ道具などなど、“男の趣味”がいっぱい詰まっている場で、ワイワイやりたい…というマッチの希望も詰まっている番組だ。

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン