芸能

芸能界コロナ感染者続出でテレビ各局が難航する番組の「代役決め」

松本人志の何がすごいのか?

松本人志

 オミクロン株が猛威を振るい、連日芸能界からも感染者が続出している。タレントが感染すると、感染者だけではなく濃厚接触者も番組への出演が制限されるため、各局が「代役探し」に四苦八苦している。この「代役決め」には、番組ごとに独自のやり方があるという。

 1月21日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ系)では、木曜レギュラーのHey! Say! JUMPの伊野尾慧(31)の感染を受け、メインキャスタ―の三宅正治アナ(59)ら7人が出演を見合わせ、同局の佐野瑞樹アナ(50)、久慈暁子アナ(27)ら『めざましどようび』チームが代役を務めた。フジテレビ関係者が言う。

「伊野尾さんは木曜のみのレギュラーのため、翌日の代打を探す必要はありませんでしたが、そもそも朝の情報番組では、コメンテーターなど出演者の欠席には基本的に代役は立てません。しかし局アナが感染や濃厚接触の疑いで出演見合わせになった場合は、今回のように系列番組に出演しているアナウンサーや、以前に出演していたアナウンサーにお願いします」
 
 また、1月20日放送の情報番組『ラヴィット!』(TBS系)では木曜スタジオレギュラーの5組中4組が代役。さらには1月26日の放送では“代打出演”するはずのお笑い芸人「さらば青春の光」森田哲矢(40)が体調不良で欠席。お笑い芸人「ニューヨーク」の屋敷裕政(35)が急遽、“代打の代打”を務めるという異例の事態となった。

「『ラヴィット!』の場合はひな壇芸人を並べたバラエティー番組の作りなので、どうしても代役が必要となる。これまで代役が必要な場合は、基本的に欠席するタレントと同じ事務所で仲が良かったり、先輩・後輩の関係にあるタレントにお願いしていた。しかし、ここまで感染が拡大した今、代役のスケジュールを抑えることが難しくなっており、特に生放送の場合では選り好みはしていられず、とにかくすぐにでも出演できることが、最優先事項になります。必然的に、人数が多く調整が利きやすい吉本興業にお願いすることが増えている」(番組制作会社スタッフ)

 芸人以外の場合も、大手事務所に依頼するケースが多い。事実、ホリプロ所属のタレント、井上咲楽(22)は1月23日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)で「逆にコロナ禍で仕事が増えた」「代打のお仕事が結構多いんですよ。前日の夜とかに『ちょっと明日代打で来られますか?』というふうに来たりとか」と、急な“代打需要”を明かしている。

 だが、例外もあるという。

「松本人志さん(58)が濃厚接触者となり1月30日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)を欠席することを発表しましたが、松本さんくらい“大物”になるとそれなりの格のタレントにお願いしなければならない。今後は代役を探すよりも『総集編』を入れたりと、番組の構成を変えていく方向に変わっていくのでは」(前出・番組制作スタッフ)

 混乱はしばらく続きそうだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン