「長尾クンはとにかく好青年。このドラマで何か月か一緒に仕事をしている間に、私の好感度がどんどん下がっていくのではないかと、そんな心配ばかりしています(笑い)」とは、長尾クンの出演が発表された際の取材会での松潤のコメント。「やっぱり“デビューしたて”ってすごいですよ」とは、先輩として多くの後輩たちのデビューを見守ってきたからこそですし、「でも、ここからが大変だからね」は嵐のメンバーだからこそ伝えられることですよね。
なにわ男子のメンバーでは、圧倒的に事務所の先輩との共演が多い道枝駿佑クン(19才)や、“二宮クンLOVE”とも“二宮教の信者”ともいわれている西畑大吾クン(25才)も有名。後輩からのご指名で先輩とのコラボが決まるワケではないので、出会えたときは大チャンスです。
そして、このところ圧倒的な“相棒感”を随所でバクハツさせているのが関西ジャニーズ勢です。関ジャニ∞の横山裕クン(40才)や大倉忠義クン(36才)が関西ジャニーズJr.をプロデュースするようになるより前から先輩が後輩を盛り立てるのが揺るぎない掟。
ドラマ『鹿楓堂よついろ日和』(テレビ朝日系)に主演するジャニーズWESTの小瀧望クン(25才)は、なにわ男子の大西流星クン(20才)を「大西チャン」呼びし、「直属の後輩ということで甘えている」と。大西クンが大先輩の小瀧クンを「のんちゃん」呼びし、「雑なボケをしてくるから対応に困る」と(笑い)。
こうした遠慮のないカンジと温かさが関西ジャニーズの醍醐味です。
現場での素敵な出会いと、共に作品を創っていく関係性が大きな結果につながるケースは、どこの現場でもあることでしょうが、それが同じ事務所内で成し遂げられるのはジャニーズ事務所ならではのこと。
相乗効果ならぬ“ジャニーズの相棒効果”に今後も期待したいと思います。
構成/山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ~テレ)、『アップ!』(同)、『バイキングMORE』(フジテレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。
※女性セブン2022年3月10日号