夫から言われた「あなたはもう幸せになっていい」
スカウトされて中学1年生でデビューし、もう30年。CM、ドラマ、映画、舞台など本当にたくさんのお仕事をさせていただいてきました。
お芝居の面白さを始めて知ったドラマ『とっても母娘(おやこ)』(TBS・1995年)、役を生きることの喜びに震えた舞台『アンネの日記』(1996年)……どれも私を育ててくれた大切な作品です。どの作品にも言えることなのですが、一つ役をいただいたら「この作品が最後の作品になってもかまわない」という気持ちで現場に入っています。作品と向き合い、丁寧に役を作っていくことは今後も変わらず続けていきたいです。
以前は演じる役が実生活にも入ってきていた時期もありましたが、今は実生活とは切り離して、作品や役に向き合う余裕が生まれています。女優業と母親業を両立するために、一人の時間をうまく活用しています。
子どもたちは友達からいろいろ聞くみたいです。私の仕事をどう思っているのか……。私や主人が出演する舞台を観ることはありますが、出演しているドラマや映画を一緒に観るのは恥ずかしくてできなくて。もちろん、子どもたちは応援してくれていますけどね。