桑子アナと小澤征悦は都内に住む
征良さんが父の仕事を本格的に手伝うようになったのは最近になってからのことだという。
「上智大学を卒業後、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場で学び、若い頃にオペラの演出を手伝ったことがあるそうです。その後は翻訳家、エッセイストとして活躍し、アメリカでの日々を綴った『おわらない夏』がベストセラーに。1992年から行われてきた松本フェスティバルにもよく来ていましたが、つい最近まで“パパの面倒を見に来る優しい娘さん”という印象でした」(前出・音楽祭関係者)
征爾氏が表舞台から姿を消し、仕事を縮小していく一方で、クラシック、オペラ界で征良さんの存在感は日に日に大きくなっている。
「昨年2月に、征爾さんの恩師・齋藤秀雄氏の名を冠したオーケストラの財団(SKO財団)が設立されると理事の征爾さんと共に征良さんも評議員に名を連ねました。もう1つの音楽イベントの開催を目的とする財団の理事を征爾さんが退任すると、入れ替わりで彼女が就任しています。それらの財団にべラさんや征悦さんは関与せず、現在は征爾さんの仕事や窓口を征良さんが一手に引き受けています」(前出・音楽祭関係者)
2012年に結婚し、その後離婚した征良さんは小学生の息子がいるシングルマザー。
「家族愛が強く、征爾さんががんを患ったときは自分の体の半分がなくなるようなショックを受けたと言っていたほどです。征爾さんも孫を溺愛し、征良さんが実家に戻ることになったとき、『これからは孫と一緒に遊べるな』とうれしそうに話していたものです」(前出・小澤家の知人)
私は父と同じ土でできている
父を見守る娘には、世界のオザワの文化と魂を受け継ぐ、確固たる信念があるようだ。昨年7月、雑誌『クロワッサン』(2021年8月10日号)で内田也哉子さん(46才)と対談した征良さんは、家族との結びつきをこう表現した。
《京都の霊媒師さんに聞いたのだけれど、家族には「魂のファミリーツリー」があって、父親と母親の両方とつながっていることはまずないんだって。父と私と息子は同じ霊系(魂の系列)で、母と弟が同じらしいの。
たしかに、私は父と同じ土でできている感覚があり、母と弟はすごく似ていて気も合う。(中略)私は父と息子に出会うために生まれてきたのかなあと。そう考えるとすごく腑に落ちて、人生の地図が見えた気がする。3人で魂のチームメイトみたいに感じるのかもね》
対談の中で、母や弟の名前はほとんど出なかった。
「とにかくいまは父の介護と、子育てにすべてをかけているという印象を受けましたが、母と弟との“距離”を感じさせる発言でしたね」(芸能記者)
※女性セブン2022年4月7・14日号