芸能

木村カエラの「お風呂の水は冷めてから捨てて」 下水道局の見解は?

子供ができてから意識が変わったという

子供ができてから意識が変わったという

 全国のリスナーが一斉に首をかしげたのは、2月下旬、あるラジオ番組にゲスト出演した木村カエラ(37才)の発言だった。

「お風呂のお水は冷めてから捨てるようにしていて。お湯をそのまま捨てると、冬ってそのお水を工場できれいにしても、ちょっと温かいまま川に流れちゃうんだって!」

 番組のテーマは「サステナブルな未来のためにできること」。カエラいわく、お風呂のお湯を冷まして流すのは、「SDGs」のためだという。SDGsとは2015年に国連サミットで採択された、持続可能な社会のために達成すべき目標のことだ。「飢餓をゼロに」「ジェンダー平等を実現しよう」など17の目標が掲げられており、どうやらカエラの“地道な努力”は「海の豊かさを守ろう」という目標に向かってのものらしい。

「川に温かい水のまま流れていくと、温かい水で生きやすい生物はそこでどんどん繁殖してしまうけど、温かい水が苦手な冬の生き物はダメになっちゃう。(中略)グッピーとかが川にたくさんいるみたいよ」

 カエラが番組ナビゲーターのSHELLY(37才)にそう丁寧に説明すると、「そうか! 熱帯魚が育っちゃうんだ」とSHELLYも妙に納得し、2人の会話は、「生きやすい社会になったらいいなと思います」という言葉で締めくくられた。

 アラフォー女性たちの“意識高い系発言”だったが、案の定放送後、ネット上には《生活排水がそのまま流れるような田舎に住んでるの?》《お湯は排水管を通るあいだに冷める。この発言は残念すぎる》といったコメントが並んだ。東京都下水道局に問い合わせると、カエラのほかにもこのような勘違いをしている人がいるのだとか。

「統計をとっていないので件数はわかりませんが、まれにある問い合わせです。熱湯を流すのは配管を傷めるので避けたいところですが、お風呂のお湯程度であれば気にする必要はありません。

 まず、下水道が整備されていれば、家庭の生活排水は下水管に流れ、処理場に集められます。生活排水はろ過や微生物による分解、塩素による消毒など、10時間以上かけて処理され、川や海などに流されるので、温かいまま流れることはあり得ません」(総務部広報サービス課)

関連記事

トピックス

結婚生活に終わりを告げた羽生結弦(SNSより)
【全文公開】羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんが地元ローカル番組に生出演 “結婚していた3か間”については口を閉ざすも、再出演は快諾
女性セブン
「二時間だけのバカンス」のMV監督は椎名のパートナー
「ヒカルちゃん、ずりぃよ」宇多田ヒカルと椎名林檎がテレビ初共演 同期デビューでプライベートでも深いつきあいの歌姫2人の交友録
女性セブン
NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
女性セブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン