「ゴロフキンは全盛期からみれば力は50%程度に落ちていると思う。年齢的なものより精神的なものが大きい。3年前ならKOされていたでしょうが、諒太が落ち着いてやれば勝てると思う。私はアマチュア時代の諒太には精神面でのフォローしかできなかったが、その結果が金メダルでした。だから今回も、諒太の気持ちだけやろね。
ゴロフキンの右フックは上から打ちおろすパンチ。かなり強引なボクシングです。これをモロに受ければ厳しいが、諒太のディフェンス力は半端やない。これをかわしてカウンターが打てる技術を持っています」
そう見解を披露したうえで、最後にこう締めくくった。
「プロとアマチュアは違います。プロは事業ですが、アマチュアは教育の一環として、青少年を育成する場です。アマチュア時代のゴロフキンは礼儀正しい素晴らしい青年だった。諒太もそうです。2人ともアマチュア時代の精神を思い出し、正々堂々と戦ってもらいたいものです」
果たして勝つのはどちらか。決戦の行方が注目される。