芸能

桃太郎が題材の戦隊モノ『ドンブラザーズ』、時代劇研究家も驚いた内容

「暴太郎(あばたろう)戦隊ドンブラザーズ」

『暴太郎(あばたろう)戦隊ドンブラザーズ』は桃太郎がモチーフ(公式HPより)

 スーパー戦隊シリーズの46作目「暴太郎(あばたろう)戦隊ドンブラザーズ」(テレビ朝日系)が話題を呼んでいる。昔話『桃太郎』をモチーフにした作品で、主人公のドンモモタロウが、仲間とともに人間の消去をもくろむ敵に立ち向かうストーリー。時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんが驚きのその内容を解説する。

 * * *
 長年、時代劇研究家を名乗っている私は、画面に出てくる「ちょんまげ」には、激しく反応してしまう癖があるが、その意味で久しぶりに「おお」と驚いたのが、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』である。

 その主人公、桃井タロウが変身したドンモモタロウの頭上には、真っ赤なちょんまげが! …というか、正確には「ちょんまげに見えるもの」があるのである。ナイスなヒーロー登場と喜んでいたが、実際はそれどころじゃない。毎回、驚きの連続だ。

 一番驚くのは、戦隊がちっともまとまっていないこと。タイトルの「ドンブラ」をきいただけで、多くの人が「これは桃太郎がモチーフ」と察すると思う。ということは、戦隊のメンバーは、犬、猿、雉で、桃太郎のお供としてチームワークはバッチリかと思いきや、みんなてんでバラバラなのだ。

 そもそもの始まりは、21年前、謎の男・桃井陣(和田聰宏)がどんぶらこと川を流れてきた桃型カプセルから、赤子を拾ったこと。成長した桃井タロウ(樋口幸平)は、シロクマ宅配便に勤務中。やたらハイテンションのタロウは、配達した相手に「これであんたと俺は縁ができた!」「おれは幸福を運ぶ」と言い放つ。正直者で能力は高いが空気は読まない男。

関連記事

トピックス

二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン