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和久田麻由子アナの不在に備えてNHKアナ「101人異動」 次世代育成に本腰

和久田麻由子アナの“長期離脱”を見越して水面下では様々な準備が

和久田麻由子アナの“長期離脱”を見越して水面下では様々な準備が

 NHKの絶対的エースである和久田麻由子アナ(33)の第一子妊娠が報じられた。同局では4月から大規模な春の番組改編が実施されたが、これも和久田アナの“長期離脱”を見越しての事前の措置だったようだ。NHK局員が語る。

「春の改編では全174人のアナウンサーのうち101人の配置替えが行なわれました。本来であれば和久田アナは大車輪の活躍を期待されるはず。それが帯番組の『ニュースウオッチ9』も降板し、いきなり“レギュラーゼロ”だったので社内では彼女の妊娠説も早くから囁かれていましたよ」

 さらに今回の人事では、和久田アナと並ぶ“2大エース”の1人である桑子真帆アナ(34)も『おはよう日本』から報道番組『クローズアップ現代』のキャスターへ異動した。女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏は、これは局側による「意図的な世代交代だ」と言う。

「今回の人事では、まだ5年目の吉岡真央アナ(26)を新番組の『サタデーウオッチ9』に起用し、5年目の野口葵衣アナ(27)は福岡放送局所属のまま『ブラタモリ』のアシスタントに大抜擢されました。和久田・桑子の2人に依存する体制を改善するため、次世代の育成に本腰を入れ始めたのではないか」

 さらに丸山氏は、和久田アナの妊娠が報じられる前に“先手”を打った今回の人事異動は「鈴木奈穂子アナ(40)の教訓からでしょう」と語る。

「鈴木アナは2012年にTBSのディレクターと結婚。その後も夜の帯番組『ニュースウオッチ9』、『NHKニュース7』に抜擢されるなどエース級の活躍でしたが、『ニュース7』を担当していた2019年3月いっぱいで妊娠のため番組を降板して産休に入りました。

 ただ妊娠後も帯番組を担当するハードな仕事ぶりが祟ってか、産休前の2018年10~11月に体調不良で休養している。局としても『鈴木アナと同じような状況にしてはいけない』ということで、和久田アナに配慮して早い段階から仕事の負担を軽減させたのではないでしょうか」

 今回の人事で「わくまゆロス」になる視聴者は多いだろうが、長いアナウンサー人生を考えると今回のNHKの“働き方改革”とも言える対応は英断かもしれない。

※週刊ポスト2022年4月22日号

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