そして音楽界ではこの方も凄い。『時代のカナリア 今こそ女性たちに伝えたい!』(湯川れい子/集英社)。「戦後、女性初の音楽評論家・作詞家として男社会の壁を乗り越えて走り続けた今も現役。奔走する86歳」。脱帽。
そして最後はなんともマニアック。専門的過ぎる珍本。『日本バッティングセンター考』(カルロス矢吹/双葉社)。そしてオビを書いているのが電気グルーヴ・ピエール瀧。「お客さん誰もいなくて、照明がじわーって滲んでいて。バッティングセンターって暇なやつとか寂しいやつを受け入れてくれる場所だよね」。分からん。
イラスト/佐野文二郎
※週刊ポスト2022年4月29日号