2020年3月に英王室を離脱してアメリカに移住した2人は、番組内で英王室内にはびこる人種差別やウィリアム王子との確執などについて告白。英国内に衝撃が走った。海外王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子氏が語る。
「英王室の中では、アメリカという目の届かない場所に行ったからこそ起きてしまった騒動だと認識されています。監視するわけではありませんが、やはり国外にいると予期せぬ出来事を防ぐことができない。英国民の間ではヘンリー王子とメーガン妃への同情論もあったものの、多くは暴露行為への非難の声でした。
夫妻はこの4月、英国に極秘帰国してエリザベス女王に会いました。女王は2人を温かく迎え入れたと報じられていますが、暴露行為で買った顰蹙は大きく、夫妻に対しては今も厳しい声が聞こえてきます」
万一、小室さんと眞子さんが同様に現地メディアのインタビューに応じ、皇室内部の秘密を暴露したら──。
「現地メディアが接近すれば、宮内庁は為す術がない。異国の2人をコントロールすることはできませんからね。メディア対策という面でも、日本にいたほうが不安材料は少ないはずです」(宮内庁担当記者)
勇気ある撤退を
周囲の環境や思惑もさることながら、小室さん自身に現実を直視することを求める声もある。小室さんと眞子さんを婚約時からウォッチし続けてきた漫画家の倉田真由美氏が語る。
「試験に落ちた後の収入や生活を、小室さんはちゃんと想定していたのかなって。彼が独身だったら、金銭的に苦しい生活を送ろうとも、勉強を続けて何度でもチャレンジすればいい。
でも、今は結婚して、眞子さんを支えていく立場でしょう。小室さん、今年31歳ですよ。もういい年齢です。3回目を目指すっていうけど、次の一手も用意しておくべきだと思うんです。渡米して弁護士になるという目標は立派ですけど、『勇気ある撤退』も選択肢として考えなければいけない時期だと思う」