寝る1時間前に摂ると良いという(写真/Getty Images)
また、すでに糖尿病と診断されている人は悪化の恐れがありおすすめできません」
田井さんは、夜にはちみつを摂取する日の夕食には、
【1】小麦粉を使った料理は血糖値を上げやすいので避ける
【2】加工食品は食べすぎを招くので控える
【3】ラーメン×ライスやうどん×寿司といった、炭水化物×炭水化物の組み合わせは避ける
【4】ビタミンとミネラルを積極的に摂る
【5】できるだけ寝る3時間前までに夕食を済ませる
という、5つのルールを推奨する。
「そもそも、夕食に炭水化物を摂りすぎて高血糖のまま寝ると、インスリンが過分泌されて余った糖が脂肪に変えられるため、眠っている間に太ってしまうのです。夕食は量を軽めにしてできるだけ糖質を摂らないようにしたうえで、寝る前にはちみつを摂るのが成功のコツです。
夕食に炭水化物をたっぷり食べたり、甘いデザートをたくさん食べた日の夜にはちみつを摂っても意味がありません。記念日や誕生日、外食する日など、いつもと違う夕食を食べる日は、食事を思いきり楽しみ、はちみつは摂らない方がいい。
一方で、夕食を食べそこねた日や食欲のない日は、寝る前の大さじ1のはちみつを夕食代わりにすれば、脳に必要な栄養を補給して、ぐっすり眠ることができます」
そして、はちみつを摂るのは、寝る直前から1時間前までにすること。
はちみつの糖分を睡眠中の脳のエネルギーにすることが目的なので、摂取してから寝るまでの時間が長すぎると、はちみつの糖分が別のことに使われてしまい、充分に効果を得ることができない。
「夕食は食べすぎず、寝る前に大さじ1杯のはちみつ」が、夜はちみつダイエットのルールだ。