そんな中、『女性セブン』は渋谷センター街を歩く広末の姿をキャッチした。濃紺のパーカに、ワイドシルエットの黒のロングパンツ。足下は重めな印象のブーツという、全身をほぼ黒でまとめたコーディネートだ。
「服装は無難で落ち着いている印象ですが、どうしても気になるのが肩に掛けた謎めいたトートバッグ。これ、実は世界的に人気のドメスティックブランドのもので、多種類のスタッズ(鋲)が打ち込まれたカラフルなユニオンジャックをあしらったパンクで個性的なデザインです。バックの“破壊力”が強すぎるように見えるアイテムだけに上級者でないと組み合わせが難しいと言えますね」(ファッション誌編集者)
自分流のおしゃれを楽しみはじめた広末は、4月14日に刊行された初のエッセイ集『ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち』(宝島社)では次のように語っている。
〈たとえ40才になったからといって、よくファッション誌なんかにある、素敵なモデルさんがふんわりあか抜けロングヘアを風になびかせ、フレアスカートの裾を美しくひるがえして街を歩くような、理想の“ママoffの日”が実現できるのなんて、夢のまた夢。何年先になることやら〉
ファッションも言葉も飾らない、ピュアな魅力。そんな「ヒロスエ」は、カメラの前では美しく変身し、ファンを魅了し続けている。