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「東京は交換が1000円単位に」パチンコファンを落胆させる深刻な“余り玉問題”

都内のパチンコユーザーを悩ませる「余り玉問題」とは?(イメージ)

都内のパチンコユーザーを悩ませる「余り玉問題」とは?(イメージ)

 パチンコ・パチスロでは、獲得した出玉を特殊景品と呼ばれる景品に交換し、それを景品交換所で買い取ってもらう「三店方式」が一般的。このような形で特殊景品を買い取ってもらう際に発生するのが、“余り玉”である。特殊景品は「1000円単位」「500円単位」「200円単位」で買い取ってもらうことが基本となっており、そこで出た端数が“余り玉”となるのだが、今年になり、ユーザーからは「余り玉が多すぎて困る」といった声が目立つ。

“余り玉”は、パチンコ店の“会員カード”を作り、“貯玉”として貯めておくことも可能だが、会員カードを持っていないユーザーは、ジュースやお菓子、たばこなどの安価の景品と交換することになる。また、今年に入ってから東京都では特殊景品の交換が1000円単位となったため、余り玉が大量発生するユーザーも出てきているようなのだ。

 パチンコ業界に詳しいジャーナリストの藤井夏樹氏は、そういった事象が起きていることについて、こう解説する。

「東京都の特殊景品は、大中小という3種類の“金商品”なのですが、金地金の価格高騰に伴い、今年に入って景品交換所での買い取り価格が変更されました。以前は中景品は2500円で、2500円以上であれば500円単位での買い取りが可能でした。しかし、この3月に中景品が3000円、4月には4000円と上がり、その結果、特殊景品の買い取りが1000円単位になったのです。

 貯玉をしないユーザーにとっては、最高で1000円分程度の余り玉が発生し、それを景品に換えなくてはならない。パチンコ店の景品といっても、特に欲しい物がないというユーザーも多いわけです。余り玉が多くなることのデメリットはとても大きいと言えるでしょう」

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