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「人の努力を軽視するな!」ノート写して当然の顔する“タダ乗り大学生”への怒り

“学生フリーライダー”はタダ乗りされる側の怒りに気づいているのか?(イメージ)

“学生フリーライダー”はタダ乗りされる側の怒りに気づいているのか?(イメージ)

 人との関わりはギブ&テイクが原則だと考える人もいるが、その一方で自らは何もせず他人の利益や努力にタダ乗りする、いわゆる“フリーライダー”と呼ばれる人たちがいる。彼ら/彼女たちは、実社会の至るところに存在するが、中でも「大学」はその存在が目立つようだ。自らは授業を受けていなかったり、勉強していないのに、課題の写しや授業のノートのコピーを要求するといった具合。タダ乗りされた人たちの不満の声から、“学生フリーライダー”の実態に迫った。

ノートを見せるのは当然?お礼さえも言わない

 メーカーに勤務する20代男性・Aさんは、自身は「ノートを提供した側」だったと当時を振り返る。

「うちの大学の学部は、他の学部より単位取りが楽なので“パラダイス”と呼ばれていました。その分、ノートさえ手に入れば、授業に出なくても単位が取れるので、他人の努力にタダ乗りする人も多かった。試験前になると『ノート写させて』『コピーさせて』という友人に、『ちゃんと授業に出ろよ』と言いつつ、ノートは貸していましたね」(Aさん)

 しっかりとお返しをしてくれる人もいたが、お礼さえも言わないような人もいたという。

「借りを返すべく、後日、学食をおごってくれる人もいましたが、『ノートを見せてもらって当然』とばかり、授業後にズケズケとコピーや写真を撮る人には、呆れました。『減るもんでもないし、いいじゃん?』が定番の言い分でしたね。そういう要領の良い人に限って大手企業に内定する人もいて、なんだか複雑な気持ちになりましたね」(Aさん)

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