合同結婚式の前には「顔合わせ」があり、そこでは「蕩減棒」という儀式を行なうことになる。象徴的な儀式なんですが、木刀のような棒で、男女がお互いの尻を3回思いっきり殴り合うのです。原罪を清算する前提としての儀式で、「祝福」の前に済ませておかなければなりませんでした。
私はマッチングした女性と全く気が合いませんでした。そして、なぜこんな女性をマッチングさせたんだという不満が芽生えた。それもきっかけで、教会内での態度もよくなくなり、最終的に脱会することになりました。
私の場合、ホームにいたことでそんなに性的つながりがなくても生きていけるというのが分かったので、いまだに童貞です。ホームにいてセックスしたさに脱会する人もいたので、元々そういう性分なのかもしれません。
※週刊ポスト2022年8月5・12日号