昨年の衆院選では小選挙区で落選した(時事通信フォト)
「権力闘争が好きな政治家たちはけっこうあのドラマに嵌まっているのですが、ちょうど『鎌倉殿』では最高権力者だった源頼朝が死に、13人の御家人が合議制で進めていくことが決まりました。新体制において、頼朝が忠臣として高く評価し、頼朝の妻である政子の信任も篤かった梶原景時がイニシアチブを握ろうとしますが、他の御家人たちから嫌われていたため猛反発を食らい、あっさり失脚に追い込まれた。
今回の甘利氏の追悼演説が決まったところから党内の反発に頓挫するまでの流れや置かれた立場が非常に似ているとして、甘利=梶原説が飛び交っているのです。有能すぎるゆえ、周囲からは疎まれるということでしょうか」
梶原景時に復権の機会は与えられなかったが、甘利氏の場合は果たして。