巨額の投資トラブルのキーマンは、20代の自称FXトレーダーA氏と、元芸能関係者のB氏だ
「はじめは、直接B氏と書類を交わした人もいるんですが、なんせ彼も〝飛んで〟しまったから、僕が責任を取るしかない。改めて僕が借りた形にして、書類を巻き直したんです。そもそも、不動産の話にしても、どこの土地なのかがわからないし、B氏が言う会長が本当に存在するのかどうかも疑わしい。そんな話を信じて、また人を巻き込んでしまった、という負い目がありました。
B氏が集めた金を運用してなかった可能性もあります。周囲の人は、被害届を出した方がいいと言いますが、お金を戻してもらうのが先決なので、彼の弁護士とも話し合い、なんとしても返してもらおうと交渉を続けているところです」
話し合いの中でB氏は、弁護士を通じて木本に「返済計画」を提案した。その内容には具体性があり、木本はその計画に基づいて返済されることを願っているという。
「FXのA氏の返済計画は、到底受け入れ難い内容だったんですけど、B氏の提案は具体性があり期待できる内容でした。もしこれが返ってこなかった場合は、B氏に対しても法的手段に出るしかないというのが現状です」
FX投資話の登場人物と関係性(第1回と第2回で詳報)