芸能

米倉涼子、ミュージカル『CHICAGO』緊急降板 「本当の病状」と「違約金ゼロ」の理由

『CHICAGO』では2時間半もの間、ヒールで踊り続ける

『CHICAGO』では2時間半もの間、ヒールで踊り続ける

 米倉涼子(47才)がミュージカル『CHICAGO』の主演を降板することを発表した。事務所によると、「急性腰痛症及び仙腸関節障害による運動機能障害」でのドクターストップが降板の理由で、11月と12月にアメリカ・ブロードウェーと日本での公演が予定されていたが、すべて代役が演じるという。

 発表直後、米倉はインスタグラムで降板を謝罪。そこには、《ごめんなさい、ごめんなさい、本当にごめんなさい。ここに来るまで肉体的にも精神的もボロボロ状態です。気合いと根性だけではどうにもなりませんでした》と無念の胸の内が綴られていた。

 彼女を襲った仙腸関節障害とは、骨盤を構成する仙骨と腸骨がずれ、痛みが生じるというもの。激しいダンスやハイヒールの常用による反り腰で引き起こされることが多く、女性がかかりやすいという。

「『CHICAGO』では、ハイヒールを履いてジャズに合わせて歌いながら踊るシーンが続きます。最近、米倉さんは日常生活でも、歩いたり立ち上がったりするたびに『痛っ!』と悲鳴を上げることもありました。とてもその状態で2時間半も、踊り続けることはできなかったのでしょう」(舞台関係者)

 彼女にとってこの降板は、断腸の思いだったに違いない。米倉は2008年に自身初めてのミュージカルとして日本語版の『CHICAGO』に挑み、主役のロキシー・ハート役を務めた。

「1920年代のアメリカを舞台に、犯罪者の女性が2人、時に競い合い、時にタッグを組みながらのし上がっていくというこの作品に米倉さんが惚れ込み、日本語版があるならと自ら名乗り出て、主役を勝ち取ったのです。その後、2010年に再演し、2012年には英語版でブロードウェーデビュー。回を重ねるごとにダンスや歌、英語の発音も上達し、評価を高めてきました」(前出・舞台関係者)

 いまでは、ドラマ『ドクターX-外科医・大門未知子-』(テレビ朝日系)と並んで、米倉の代表作になった『CHICAGO』。しかし、いまから4年前、ブロードウェーでの3度目の公演を控えたタイミングではポジティブな彼女にしては珍しく、弱音をもらしていたという。

「開幕の1か月前に、頭痛やめまい、耳鳴りを伴う難病である『低髄液圧症候群』を発症したのです。このときは、日本で体のケアを頼んでいるトレーナーをニューヨークに呼び寄せて、ほぼ毎日調整を繰り返し、なんとか舞台に上がり続けていました。

 今回はその困難を乗り越えて、ようやく4度目の挑戦をしようとしていた矢先のこと。実は今回を最後の『CHICAGO』出演にしようとしていたので、米倉さんはかなり落ち込んでいます」(前出・舞台関係者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン