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1人6万円の完全紹介制高級フレンチ『SUGALABO』の“顔面モンブランぶっかけ”動画に批判殺到

モンブランを顔面にかける須賀氏

モンブランを顔面にかける須賀氏(SNS上に流出している動画)

“フレンチの貴公子”こと須賀洋介シェフによる高級フレンチ『SUGALABO』。いま同店に対し、SNSを中心に批判が殺到している。問題となっているのは、同店舗を訪れた客がSNSに投稿した動画だ。動画の中で、須賀氏はふざけて客の顔面めがけて調理器具からモンブラン生地を絞り出している。ほかにも素手で客の口に生ハムを放り込む動画もあり、ネット上では〈衛生面が心配〉や〈下品すぎる〉といった批判の声が続出した。

『SUGALABO』は、メディア出演多数の人気シェフ・須賀氏による完全紹介制レストラン。東京・神谷町の店舗の他に、ルイ・ヴィトンとコラボ運営する『SUGALABO V』(大阪・心斎橋)があり、動画が撮影されたのは「SUGALABO V」の店内のようだ。

 一部の美食家たちのあいだで、須賀氏はカリスマ的な存在だ。「20世紀最高の料理人」と言われるジョエル・ロブション氏に師事し、26歳にして東京・六本木の『ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション』総料理長に就任。さらに『ジョエル・ロブション』パリ本店総料理長として活躍した後、2015年4月に独立し、満を持して『SUGALABO』をオープンした。

「須賀さんは人気料理番組『料理の鉄人』の復活版『アイアンシェフ』(フジテレビ系)に“フレンチのアイアンシェフ”として出演していました。圧倒的な料理の腕と甘いマスクから、番組では“フレンチの貴公子”と呼ばれていました。

 そんな須賀さんが腕を振るう『SUGALABO』や『SUGALABO V』は、グルメ通のあいだではよく知られているお店です。お酒を楽しめば会計は軽く6万円を超える高価格帯かつ完全紹介制というハードルの高さにもかかわらず、いつも予約でいっぱい。有名人もよく訪れ、食通で知られるアンジャッシュの渡部建もブログで何度か紹介しています」(グルメライター)

 かつて須賀氏は、店のスタッフと衝突していた。

「料理に関してストイックなぶん、厳しすぎる面もありました。ロブションが六本木ヒルズに出店したとき、須賀さんは総料理長を務めたのですが、スタッフと大揉めして、『須賀が辞めなければ自分たちが辞める』とまで言われたことを、本人が公言しています。実際、数十人が一度に店を離れて大変だったと聞きました」(前出・グルメライター)

 2003年のオープン時から同店を支えていた須賀氏だが、2005年には店内でスタッフを相手に流血騒動を起こしたことも報じられている。

 ルイ・ヴィトンとのコラボに加え、JALファーストクラスの機内食を手掛けたこともある須賀氏。あこがれの的だっただけに、今回の炎上にガッカリする美食家も多い。前出のグルメライターが続ける。

「動画が拡散されてから、『SUGALABO』も 『SUGALABO V』もGoogleマップ上の口コミが大荒れしています。おそらく実際にお店を訪れたことはなく、動画を見ただけの人もレビューを投稿しているのでしょう。〈営業停止しろ〉や〈食べ物を粗末に扱うお店〉といった最低評価が続々とつけられて、もともと4点以上はあった『SUGALABO V』は5点満点中2.9点まで評価が落ち込んでいます」

 SNS上で動画を批判する人々からは「コラボ先であるルイ・ヴィトンに問い合わせた」という報告もされている。今回の炎上について『SUGALABO』にメールで問い合わせたところ、期限までに返答はなかった。返答があり次第、追記する。

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