取材でわかった容疑者の「二面性」
川村容疑者の真新しい自宅は白菜、キャベツ畑に囲まれた住宅街にあった。自宅の庭には子供用のすべり台や遊具があり、玄関には虫かごがある。既婚者で子供もいるようだ。近隣住民が語る。
「少し前に、朝8時くらいに川村さんの自宅の前と裏を警察が取り囲んで旦那さんを連行していたったそうです。まさか、そんな動画を配信するような人には見えませんでした。造園業をしていていつも軽トラで仕事先から帰ってきていましたし、若い男性の従業員も一人いましたよ」(近隣の住民)
2019年11月、川村容疑者はローンを組んで新居を購入している。
「1年くらい前に引っ越してきて、家族4人で住んでいますよ。奥さんは細身のキレイな人ですが少なくとも今まで、私のところに挨拶はありませんでしたね。旦那さんの川村さんはガッチリした体型で目もパッチリしており、気さくでモテそうな人でした」(同)
今年の7月には業務で使う車を停める駐車場にするために自宅裏の竹藪も購入していた。別の住民が語る。
「川村さんが地主に交渉して、300坪の土地を現金で購入したそうです。竹藪を自ら伐採して、駐車場にしていました。お金に困っているようには見えませんでしたね」(近隣の住民)
川村容疑者は同時に、駐車場へと続く土地も購入している。現在は「準備中」とされているホームページも8月に開設されたばかりだ。タイミングから考えると、売上好調な“副業”で得た利益を元手に、竹藪を購入して本業の事業を拡大しようとしていたように見える。造園業に必要な駐車場にするため土地購入を直接交渉したり、自らの手で竹藪を砂利の駐車場に整備するなど、川村容疑者の生活は堅実で仕事熱心といえるものだったのかもしれない。
取材班がインターホンを押したが、自宅からは愛犬の鳴き声が聞こえるだけで応答はなかった。