一体、どこが指名してくるのか。1つは、身体能力の高い選手が好きで、話題作りの得意な新庄剛志監督のいる日本ハム。そして大穴が“球界の盟主”巨人である。
別のスポーツ紙記者は「原監督は、来季はベテランになった丸佳浩をセンターからライトにコンバートして、センターラインを強化する構想を持っているようです。新戦力では、ドラフト1位の浅野翔吾、同2位の萩尾匡也に、広島から出戻りの長野久義とセンターを守れる選手を補強しましたが、新人とベテランだけでなく、数字が期待できるオコエが加わるかもしれませんね。最も、センターはDeNAも手薄で、欲しがっていると聞きますし、オコエを巡る争奪戦が起こるかもしれません」と話す。
もともとは、2015年夏の甲子園で、49年ぶり2人目の1イニング2本の三塁打、快足を飛ばしてのスーパーファインプレーに豪快な本塁打と大暴れして、楽天ドラフト1位指名の翌朝のスポーツ紙1面を独占したスター候補生。人生二度目の“運命の日”を経験して、転機となるのか。一方で楽天との契約通り、仙台で挽回を期す思いを持っているのかもしれない。
その答えは間もなく出る。