有村架純(インスタグラムより)

有村架純(インスタグラムより)

 実は時代劇で「築山殿」といえば、プライドが高いわがまま奥様、トラブルメーカーと描かれることが多い悪妻と描かれることが多いのである。大河ドラマでは1992年『信長 KING OF ZIPANGU』の島村佳江、2011年の『江~姫たちの戦国』で麻乃佳世などが演じてきたが、強い印象を残したのは、『徳川家康』の池上季実子と2017年の『おんな城主 直虎』の菜々緒だ。きつい性格でキラキラ派手好きな築山御前(池上)は、人質時代から質素倹約を心がける家康とは気が合わず、とうとう宿敵武田と通じた陰謀が発覚。路上で家臣に抹殺される。

 一方、『おんな城主 直虎』の菜々緒築山(瀬名)は、幼いころから今川家の御曹司今川氏真(尾上松也)に嫁ぐことを夢見ていたのに、家康(阿部サダヲ)の嫁になってしまった屈折経験がある設定。いきなり般若の面を持って現れたのにはびっくりだった。どこかぼんやりしてホトトギスが鳴くのを待っている家康にイライラする瀬名。だが、生きるか死ぬかの瀬戸際、彼女は意外な顔を見せる。

 武将に注目が集まりがちな戦国ドラマの中で、築山殿はとても演じ甲斐のある役だ。果たして、『どうする家康』の瀬名はどうなるのか。先日、瀬名の扮装の有村の姿が公表された。瀬名は箱入り娘で、家康の初恋の相手であり、ふたりは仲睦まじい夫婦になるという。明るさと翳を見せた有村架純が来年、どんな築山殿になるのか。注目である。

菅田将暉と映画に続き共演

大河ドラマに出演

売れっ子の有村が語った

話題作への出演が続く

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