一方、2019年2月から約4年間ご一家が暮らされている「御仮寓所」は、職員の多くを収容する事務室として活用するのは当然のことながら、「私室部分の機能を一部残す」(宮内庁総務課報道室)のだという。
「秋篠宮さまが皇嗣となられたことで職員は大幅に増員されました。当然、職員が事務を行うスペースは確保されるべきでしょう。しかし、本邸にプライベートスペースがしっかりあるにもかかわらず、御仮寓所に私室機能を残すのはいささか違和感があります。その理由に、佳子さまが御仮寓所での生活を続けられるからではないか、と囁かれているのです」(別の皇室記者)
私室部分の引っ越し作業は、業者などには依頼せず、それぞれご自身で行われるという。
「つまり、ご自身で引っ越し作業をされなければ、一向に“本邸”に戻られることはないということです」(前出・皇室記者)
御仮寓所は、秋篠宮邸の改修工事中の仮住まいとして、約9億8000万円かけて新設された鉄筋コンクリート造り3階建ての建物。まだ築4年ほどだ。
「佳子さまは、昨年末に誕生日を迎えて28才になられました。同世代は、大卒で働き始めたとしたら社会人5年目前後。多くが経済的に自立し、ひとり暮らしをしたり、結婚や子供の誕生といった人生の節目を迎えている人も多くいるでしょう。それを横目に、佳子さまは“実家暮らし”を続けられるのか……。
お立場上、赤坂御用地の外で生活をされるわけにはいきませんから、佳子さまが10億円豪邸でのひとり暮らしを希望されたとしても自然なことでしょう」(宮内庁関係者)
佳子さまの意思を加速させるのが、前述したような佳子さまとご両親との間のわだかまりだ。
「本邸から目と鼻の先とはいえ、赤坂御用地内での“別居騒動”ともいえるのです。今後、さらにご夫妻と佳子さまの心の距離が生じてしまわないか心配が募ります」(前出・宮内庁関係者)
佳子さまにとって、“独立”と無縁でいられないことも背景にあるようだ。
「将来的に結婚されれば当然、皇籍を離脱し、民間人として生きていかれることになります。また、現在議論は停滞していますが、女性宮家の創設が認められた場合には、結婚されるかどうかにかかわらず、佳子さまは宮家の当主となられます。いずれにしても独立されることになるため、早い段階で、“親離れ”を経験したいとお考えなのかもしれません」(別の皇室ジャーナリスト)
佳子さまの人生の、大きなターニングポイントが近づいている。
※女性セブン2023年2月2日号