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往年の名機種『パチスロ北斗の拳』がスマスロで復活へ 4号機時代のユーザーをホールに呼び戻せるか

『スマスロ北斗の拳』登場でパチスロ業界のさらなる盛り上がりを期待する声も多い(写真:イメージマート)

『スマスロ北斗の拳』登場でパチスロ業界のさらなる盛り上がりを期待する声も多い(写真:イメージマート)

 メダルを使用しないパチスロ機「スマートパチスロ」(以下、スマスロ)が昨年11月にデビューして以降、にわかに盛り上がりを見せつつあるパチスロ業界で、その波をさらに大きくするかもしれない発表があった。パチスロ機の人気シリーズ『北斗の拳』のスマスロ版となる『スマスロ北斗の拳』が、今年4月に登場するというのだ。

 ここで「スマスロ」について、改めて簡単に説明しよう。スマスロとは、メダルを使用しないパチスロ機で、メダル投入口や払い出し口がなくなり、筐体は簡素化。メダル供給などがないため、店員の負担も軽減される。ユーザーはメダルを触る必要がなく、感染症対策にもなる。さらには、メダル払い出しの騒音の軽減や、メダルに関する不正行為を防ぐこともできる。

 また、2018年にからホールに導入されている「6号機」以降のパチスロ機に比べて、スマスロは出玉性能が高くなっており、以前よりも“大勝ち”する可能性を秘めているということで、人気が高まっている。パチスロ事情に詳しいジャーナリストの藤井夏樹氏はこう話す。

「出玉性能が抑えられた6号機時代に突入し、パチスロユーザーはかなり減ってしまいました。そうしたなか、昨年6月に出玉性能が緩和された6.5号機が登場し、さらには11月にスマスロの導入が始まったことで、ユーザーもかなり戻ってきている印象です。SNSなどでは“万枚(1万枚)出た”などの報告も多数あり、6号機時代では難しかった大量出玉を求めて、ホールに足を運ぶユーザーも増えています。

 そして、今年4月の『スマスロ北斗の拳』の登場は、パチスロのさらなる盛り上がりを期待させるものとなるでしょう。なんといっても、パチスロ機における最大のヒット機種である初代の『パチスロ北斗の拳』のゲーム性を踏襲しているということで、当時のファンが帰ってくる可能性も十分考えられます」

 初代『パチスロ北斗の拳』(以下、初代北斗)は、今から約20年前の2003年10月にサミーから登場したパチスロ機だ。販売台数は約62万台とされ、歴代1位の記録となっている。藤井氏が「初代北斗」導入当時を振り返る。

「当時は4号機に分類される機種がホールで稼働している時期で、“2万枚”“3万枚”の出玉が獲得できるような“爆裂機”と呼ばれる機種もありました。今では到底考えられないほどに射幸性が高い機種が、当たり前のようにホールに並んでいた時代です。

 そうしたなか、初代北斗は『バトルボーナス』と呼ばれる機能を搭載していて、そのバトルボーナスがいつまで続くかわからないのが、ひとつの魅力になっていましたね。運が良ければ“万枚クラス”の出玉も狙えるスペックではあったものの、“爆裂機”と呼ばれる一部の極端な機種に比べれば、そこまで射幸性が高いわけではない印象でした。そういったバランスの良さが人気の理由になっていたと思います」

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