ビジネス

【若い女性が調味料混入】スシローで今度は「甘ダレウィズソイソース」騒動 迷惑動画相次ぐ“TikTokとインスタの闇”

甘だれに醤油を入れる女性(SNSより)

甘だれに醤油を入れる女性(SNSより)

 回転寿司大手「スシロー」で撮影されたとみられる、迷惑行為の動画がまたもやアップされ、問題となっている。拡散されている動画は、女性客が「甘だれ」と書かれた店の備え付けの容器に、醤油のボトルを差し込んで混入しているもの。この動画はTikTokで公開され、「甘ダレウィズソイソース」というアカウント名からアップされたとみられている。最近問題になっている一連の迷惑行為動画はTikTokやInstagramのストーリーからアップされていた。

 新たに明らかになったスシローの「調味料混入」では、運営元の株式会社FOOD&LIFE COMPANIESが各メディアの取材に対し、「重大な事案であると重く受け止めております」「本件については把握しており、警察へ相談済み」と回答。この件では、アレルギーを持っている人が知らずに使用すると、発作を起こすなど重大な結果を招く恐れがあると指摘されている。動画内では、迷惑行為をしている女性の顔に加工が施されているものの、一部で表情が見えるシーンもある。

 現在はアカウントごと削除されているが、特定されうる形で顔を出して迷惑行為の動画を堂々とアップするのは、ここ最近騒ぎになっている問題と共通している。

 振り返れば、九州を中心に展開するうどんチェーン「資さんうどん」で、男性客がテーブルの上にある天かすを共用スプーンで頬張る行為の動画がアップされたのもTikTokだった。

甘だれに醤油を入れた女性(SNSより)

甘だれに醤油を入れた女性、顔が見えたシーンも(SNSより。一部加工しています)

 一方、スシローのいわゆる“湯呑みペロペロ”動画はInstagramのストーリーに投下されていた。岐阜県の男子高校生が湯呑みをなめ回して元の位置に戻したほか、指先をなめてレーン上の寿司になすりつけた動画だ。NEWSポストセブンの記者が岐阜県内にある当事者の自宅を訪れると父親が対応し、「(本人は)もうすごく……反省しているというか…」「本当に申し訳ございませんでした」と涙ながらに取材に応じた。この件では、スシローは「刑事と民事の両面から厳正に対処する」としている。

 1月、「はま寿司」で撮影されたとみられる他人の注文を横取りして食べる動画がアップされたのはTikTok。また、やはり「はま寿司」で“他人握りわさび乗せ”と謳って他人の寿司に勝手にわさびを乗せる迷惑行為の動画がアップされたのはInstagramのストーリーだ。

 かつてTwitterで店舗アルバイトらが迷惑行為を自慢げにアップしていたいわゆる“バカッター騒動”とは異なり、TikTokとインスタが問題の発信源になっていることがわかる。

 単に、若者たちの間でこの2つのアプリが広く利用されているというだけではない理由がある。ITに詳しい記者が語る。

関連記事

トピックス

大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
華々しい復帰を飾った石原さとみ
【俳優活動再開】石原さとみ 大学生から“肌荒れした母親”まで、映画&連ドラ復帰作で見せた“激しい振り幅”
週刊ポスト
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
死体損壊容疑で逮捕された平山容疑者(インスタグラムより)
【那須焼損2遺体】「アニキに頼まれただけ」容疑者はサッカー部キャプテンまで務めた「仲間思いで頼まれたらやる男」同級生の意外な共通認識
NEWSポストセブン
学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事(写真左/時事通信フォト)
小池百合子・東京都知事、学歴詐称問題再燃も馬耳東風 国政復帰を念頭に“小池政治塾”2期生を募集し準備に余念なし
週刊ポスト
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏による名物座談会
【江本孟紀×中畑清×達川光男 順位予想やり直し座談会】「サトテル、変わってないぞ!」「筒香は巨人に欲しかった」言いたい放題の120分
週刊ポスト
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
ホワイトのロングドレスで初めて明治神宮を参拝された(4月、東京・渋谷区。写真/JMPA)
宮内庁インスタグラムがもたらす愛子さまと悠仁さまの“分断” 「いいね」の数が人気投票化、女性天皇を巡る議論に影響も
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン