6月17日、お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建(50)が ラジオ『おかしば』(文化放送)に生出演した際、リスナーから寄せられた「最近の芸能人のスキャンダルで気になるニュースありますか?」という質問に「芸能史上一番ゲスだったのオレでいい。渡部は芸能史上一番ゲスの極みでいい。ゲスの極みストです」と自虐的に語った。
渡部といえば2020年、六本木ヒルズの多目的トイレなどで複数の女性と「行為」に及んだことが報じられ、その後“無期限活動自粛”となった。2022年6月に芸能活動を再開するも、現在に至るまで地上波キー局の番組への復帰はかなっていない。
そんな渡部だが、実は現在、芸能以外の場でコツコツと稼いでいるのだという。本誌は彼の意外な「営業現場」をキャッチした。
5月下旬のある日、都内のホテルの一室で、フィリピン不動産投資仲介会社のイベントにスペシャルゲストとして登壇する渡部の姿があった。渡部は、チャコールグレーのセットアップに白いTシャツ、白いスニーカーというキレイめカジュアルなスタイル。参加者はイベントの様子をこう語る。
「会費は1万円で、客層は年齢、男女ともにバラバラでした。ほとんどがフィリピンに不動産を持つオーナーたちです」
この参加者によると、イベントを主催した不動産会社の社長と渡部は共通の飲食店を通じて知り合ったのだという。この日は「渡部のコミュニケーション術やトーク術を学ぶ」という目的でトークセッションが行なわれた。会場を埋め尽くした約100人の参加者を前に、渡部は満面の笑みでよどみなく話し出したという。
「渡部さんは、騒動の後の“自粛期間”を経て、企業からの講演の依頼が増えたといい、バラエティの司会を多くこなしていただけに『トーク術』について話すことが多いそうです。その日も『トークが下手でも人間が愛されればいいんだ。口下手ですって言う人のほうがむしろいいんですよね。人の話をリアクションしていっぱい聞きましょう』と持論を展開していました。
その話の流れで主催者から、『デートの時も男がしゃベりすぎるとよくないって言いますよね』と水を向けられると『ちょっと、今、僕女性の話できない立場なんですけど……』と前置きした後、『特に女性は問題を解決してほしい訳じゃなく、話を聞いて共感し、寄り添って欲しいという脳の違いがある』と、自身の赤裸々な“女性論”も語っていました」