「レース事業や自動車用品事業を展開し、トヨタのオフィシャルチューナーとして認められている老舗ブランドです。トヨタといえば、かつて香川さんはトヨタのオウンドメディア『トヨタイムズ』の編集長を務めていました。『トヨタイムズ』がAさんの勤め先について触れたこともあり、トヨタが2人を繋いだのかもしれませんね」(前出・広告代理店の関係者)
一方の香川は、2016年12月に前妻との離婚を公表。前妻は元CAで、1995年に結婚し、一男一女をもうけている。2011年には絶縁状態だった父・二代目市川猿翁と電撃和解し、翌年に長男を五代目・市川團子(19)として梨園入りさせた。
「梨園とは縁もゆかりもなかった元妻は、香川の独断により梨園の妻となりました。襲名披露の際は慣れない着物姿で劇場を駆け回り、先輩役者やひいき筋にひたすら頭を下げていたそうです。しかし、團子の付き添いや病を患う猿翁の世話をするなかで、徐々に疲弊していったそうです。結果的に香川との関係に溝が生じて離婚しました。芸事に理解があるという点で、再婚相手のAさんは向いているのかもしれません」(歌舞伎関係者)
この歌舞伎関係者は、“梨園の妻として向いている”と語る一方で、後継者争いへの不安も漏らす。
「市川猿之助さんの事件後、團子さんがその代役を務めました。努力のかいもあって、“猿之助”の名跡を継ぐのは團子さんというのが界隈では既定路線とされています。
しかし、團子さんは19歳とまだ若く、澤瀉屋の当主である猿之助さんの今後の去就も決まっていません。さらに香川さんの再婚と“次男”の誕生によって、行く先で後継者争いが勃発する可能性も否めません。セクハラ騒動以降、香川さんへの風当たりは歌舞伎界でも強いところがあり、これから先の話にはなりますが、梨園の妻としてAさんがどこまで彼を支えていけるかが今後の澤瀉屋にとって重要になるでしょう」(同前)
年下の新妻は、いきなり難しい幕開けとなったようだ。