三四郎の小宮浩信(こみやひろのぶ=左)と相田周二(あいだしゅうじ=右)

三四郎の小宮浩信(こみやひろのぶ=左)と相田周二(あいだしゅうじ=右)

──その選考会を無事クリアし、次のノックアウトステージに進んだわけですが、なかなか厳しいブロックに入ったんですよね。「32→16」の相手がお笑いファンに根強い人気のあるタモンズ、「16→8」はプラス・マイナスと流れ星の勝者。

小宮:最低でも決勝までは進みたいと思っていたので、同じブロックにプラス・マイナスさんと流れ星さんがいるのはやばいと思いましたね。1つ、選考会でもやった「弟子入り志願」という自信のある新ネタは持っていたんですけど、「32→16」と「16→8」はネタを変えなければいけないってことがわかって。

相田:大会が進むにつれて、だんだんルールがわかってきたんだよな。

──ということは、3月27日の「32→16」でタモンズに勝ったあと、4月29日の「16→8」までにもう一つの新ネタ「占い師」を作ったのですか。約1か月で?

小宮:まあ、そうですね。あの舞台で、比較的売れている芸人が今までやっていたネタをやっても絶対、勝てないと思ったんですよね。そんなの見ても、お客さんは応援しようと思わないじゃないですか。だから、挑戦してるな、って姿を見せなきゃいけないと思って。

──プラス・マイナス戦のときは、流れ星は客審査には強いな、という感じがしましたよね。

相田:得点がね、やっぱりすごかったんですよね。287点か。

小宮:営業とかでよく流れ星と一緒になるんで、彼らの強さはよく知ってるんですよ。

相田:周りの芸人とかの予想でも、流れ星優勢は硬いな、と。僕らに会うと、残念でした、みたいな感じの顔をされましたから。せいぜいがんばってね、って。

小宮:流れ星がプラス・マイナスに勝ったのを見て、普通にやったら流れ星には勝てないと思ったので、そこはかなり研究しました。選考会のときに思ったんですけど、THE SECONDのお客さんって、相当なお笑いマニアなんですよ。だから、完全にそっちに向けてネタを作ろう、と。

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